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2022年06月01日09:28

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伏線の回収という打出の小槌に依存した朝ドラと大河。

「ちむどんどん」が美味しんぼ?に ジローラモ登場、ネット反響「かっこいいー!」の声
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6978498
ちむどんどんの迷走、暴走が止まらない。今朝はまたしても上白石・妹は歌わされていたし、ヒロインはなぜかレストランではなく新聞社でバイトだ。その裏にはレストランのオーナーの温情?があったというのは、え、なんでそっちへ?みたいな不自然さ丸出し。
何度も、この朝ドラについては批評を書いてきたが、繰り返しになるが、特に長男のクズっぷりが目に余る。で、で、たまたまYahoo!のエンタメニュースに、脚本家?プロデューサー?への取材記事らしきものがあって、最初の構想は沖縄の四姉妹物語だったそうだ。まあ、沖縄を舞台にした若草物語ということだったのだろう。ところが脚本家の提案で、クズの長男+三姉妹に変更になったのだとか。そのこだわった理由は、自分の父親がああいうかなりヤンキー気質のヤンチャな人だったから、というのだ。
そういうことなら、自分の父親を投影させたいのなら、なおのこと、もっと描きようがあったはずだ。あれでは詐欺師で、もろH賀研Gだ。いやだって、沖縄は成人式が荒れるでしょ?そういう若者がいたって不思議じゃない?確かに成人式は荒れることが多いが、それには荒れる理由がある。沖縄の状況、経済的な問題と米軍基地を押し付けられてきた問題が影を落としている。もちろん私は暴れる若者たちを擁護しないが、そういう背景があるのだ。それはH賀研Gだって同じだ、彼が育った家庭環境が大いに影響しているだろう。しかし、この朝ドラの家族はどうだろう?父親は早死にしてしまったが、十分に子供たちに愛情を注いだし、母親も同じ。あんなちゃらんぽらんの長男に育つわけがない、だから違和感があるのだ。
いや、あの長男だって最後には改心して大成功して家族はみんな幸せになるんですよ?という意図がある?それこそ壮大な伏線の回収ってやつか?これも何度も書いてきたが、私は伏線とか伏線の回収という言葉が大嫌いで、この言葉を使うメディアや評論家を信用しないことにしている。もともとは推理ドラマのアリバイ崩しとかに使われてきた用語だと思うのだが、これは後出しジャンケンであり、後付けの言い訳である。昔の言葉で言えば、帳尻合わせであって、下手な脚本家が多用したものだ。そんなこと今言うか?と昔は失笑ものだったのだ。それが今や大喝采、その近年流行の妄想に朝ドラだけではなく大河ドラマまで侵食されてしまっている。
人生は推理ドラマような結末はない。最後から逆算した今などあり得ない。なぜなら未来は決まっていないから、今の決断によって多くのゴールがあるから。なので伏線の回収はあり得ない。
この朝ドラが伏線の回収をアテにして、リアリズムを無視するとしたら、ドラマとして本末転倒だろう。でも、それでも私は見るけどね、黒島結菜と上白石・妹が出ているからさ!(笑)

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