日米首脳会談始まる 中国に対抗、新経済圏構想確認へ
5/23(月) 11:08 毎日新聞 配信より
https://news.yahoo.co.jp/articles/b359dbf280a94b4b6b9397484502150e81c3108d
毎日新聞
日米首脳会談前に歓迎式典に臨む岸田首相(左)とバイデン米大統領=東京・元赤坂の迎賓館で23日午前、ロイター
岸田文雄首相は23日午前、訪日中のバイデン米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談した。経済・軍事両面で存在感を増す中国に対抗するため、米国主導の新たな経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」を巡る協力を確認する見通し。会談後、日米同盟の強化などを盛り込んだ共同声明を発表する。
【写真】首脳会談で握手する首相とバイデン氏
岸田首相は会談で「今回の訪日はいかなる状況にあっても米国がインド太平洋地域への関与を強化し続けることを示すものであり、心から歓迎したい」と述べ、ロシアのウクライナ侵攻について「国際秩序の根幹を揺るがすものであり、このような力による一方的な現状変更の試みは世界のどこであっても絶対に認められない」と強調。「このような時だからこそ、基本的な価値を共有する日米両国で法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向け国際社会をリードしていきたい」と述べた。
バイデン氏は「日米同盟は非常に重要な同盟関係であり、この地域だけではなく世界にとって重要な同盟関係だ。私たちは今と未来の課題に共に立ち向かっていく」と応じた。
岸田首相が2021年10月の就任以降、バイデン氏と対面で本格会談に臨んだのは初。会談ではロシアのウクライナ侵攻に関し、対露制裁やウクライナ支援で連携することを確認する。軍事力の増強を進める中国への対応で協力することも申し合わせる。台湾海峡の平和と安定の重要性も確認する。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応では、日米韓3カ国の連携強化が重要との認識で一致する見通しだ。
岸田首相は年末に外交・防衛政策の基本方針「国家安全保障戦略」などを改定し、防衛力を抜本的に強化する考えを説明する。バイデン氏は米国の核の傘を含む「拡大抑止」を提供することや、米国の日本防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条を沖縄県・尖閣諸島に適用することを伝える。両首脳は「核兵器のない世界」を巡っても意見交換する見通しだ。
経済分野では、世界規模で不足する半導体を巡り、研究・開発やサプライチェーン(供給網)強化に向けて協力することも申し合わせる。
バイデン氏は23日午後、東京都内でIPEFの発足を宣言する。岸田首相も同席し、日本のIPEF参加を表明する。両首脳は23日夜、東京・白金台の「八芳園」で非公式の夕食会に出席し、個人的な信頼関係の強化を図る。
バイデン氏は24日、日米にオーストラリア、インドを加えた4カ国(クアッド)首脳会議に出席し、同日夜に帰国の途に就く予定だ。【飼手勇介、秋山信一】
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最終更新:5/23(月) 12:22 毎日新聞
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