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2022年04月22日01:23

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吉野家「生娘をシャブ漬け戦略」抗議した受講生が詳細語る。「教室で笑い起きた」

吉野家「生娘をシャブ漬け戦略」抗議した受講生が詳細語る。「教室で笑い起きた」
Apr.19,2022,07:25AM
BUSINESS INSIDER
https://www.businessinsider.jp/post-253254
吉野家の役員が自社のマーケティングを「生娘をシャブ漬け戦略」などと話したことについて、吉野家及び早稲田大学が謝罪した。
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吉野家 常務「生娘をシャブ漬け」発言:早稲田大「直ちに降ろす」と声明
Apr. 18, 2022, 02:25 PM
https://www.businessinsider.jp/post-253229
吉野家の役員の女性蔑視発言。一体何が起きていたのか。

牛丼チェーン「吉野家」は4月18日、同社の常務取締役企画本部長が「不適切な発言をした」として、謝罪した。

本部長は4月16日、早稲田大学の社会人向け講座にて、若い女性をターゲットにしたマーケティング施策を「生娘をシャブ漬け戦略」などと表現していたとされ、SNSで批判を集めていた。

大学講座で「生娘をシャブ漬け」発言

若い女性への差別的な発言が批判されている吉野家が謝罪した。広告には若い女性を起用する皮肉な事態だ。
吉野家公式HP
https://www.yoshinoya.com/

投稿によると、本部長は若い女性をターゲットにしたマーケティング施策を「生娘をシャブ漬け戦略」と表現し、「田舎から出てきた右も左も分からない女の子を無垢・生娘のうちに牛丼中毒にする。男に高い飯を奢ってもらえるようになれば、(牛丼は)絶対食べない」と説明していたという。

投稿者の受講生はこの発言に対し、性差別的だと運営側に抗議。講座の最後には謝罪もあったそうだが、SNSではこうした事態を受け、批判の声が集まっていた。

女性差別がマーケティングの根底に

4月18日に公開された吉野家の謝罪文。
吉野家公式HP
https://www.yoshinoya.com/wp-content/uploads/2022/04/18112146/news202204181.pdf

吉野家は18日付の声明で「当該役員が講座内で用いた言葉・表現の選択は極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません」とし、「講座受講者と主催者の皆様、吉野家をご愛用いただいているお客様に対して多大なるご迷惑とご不快な思いをさせたことに対し、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

本部長は社内規定に則り、処分を含めて厳正に検討するという。

ジェンダー分野に詳しい弁護士の伊藤和子氏は、
「吉野家の常務取締役企画本部長がマーケティング戦略について語った言葉で、これほどの女性蔑視が含まれているということは極めて深刻で、女性差別や誤ったジェンダー意識が経営やマーケティングの根底に深く埋め込まれていたのではないかと推察されます。
謝罪で済む話ではなく、経営体質を刷新する取り組みが必要です」
と指摘する。

本件を告発した受講生によると、吉野家及び早稲田大学と共に、後日、話し合いの場を設ける予定だという。

吉野家の広報担当者はBusiness Insider Japanの取材に対し、
「一度吉野家を利用したお客様の継続利用を図る意図の元で発言しましたが、到底許容できるものではありません。担当教授とともに受講者へ改めて対面にて謝罪する予定です。

また、全社的にコンプライアンス教育の見直しを図り、研修を強化します」
と説明した。

同日、早稲田大学社会人教育事業室 https://wasedaneo.jp/3739/ も講師の発言の一部に「性差別・人権侵害にあたる不適切な発言」があったとして謝罪。
「コンプライアンス遵守に鑑み、登壇する講師への事前の注意喚起を改めて徹底し、再発防止に努めて参ります」とした。

さらに早稲田大学 https://www.waseda.jp/top/news/79974 も声明を出し、「当該講師に厳重に注意勧告」をした上で「講座担当から直ちに降りていただきます」と記した。
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一連の発端になったのは、受講生のSNSの投稿だ。運営に抗議した受講生に話を聞いた。

発言は38万円超の講座初日、グループワークの課題で

吉野家役員の「生娘をシャブ漬け戦略」発言が大きな批判を集めている。抗議した受講生に話を聞いた。

問題となった発言は早稲田大学の「デジタル時代のマーケティング総合講座」
https://wasedaneo.jp/service/certificate-programs/digitalmarketing/#features で起きた。当講座は4月から7月に80時間をかけて行われる社会人向けのプログラムで、受講費用は38万5000円。

開講初日の4月16日 https://wasedaneo.jp/wp-content/themes/waseda_neo/images/degitalmarketing/digitalmarketing_schedule.pdf 、対面授業でキャンパスに集った受講生たちに課されたのは、牛丼チェーン吉野家のマーケティング課題の解決策をグループで話し合い、発表するというものだった。

講師は吉野家・常務取締役企画本部長の伊東正明氏。吉野家は18歳から25歳までの若い女性の集客に苦戦しており、こうした女性たちを取り込む施策を考えて欲しいと説明する過程で、伊東氏は「生娘をシャブ漬け戦略」と笑いながら複数回発言。「田舎から出てきた右も左も分からない女の子を無垢・生娘のうちに牛丼中毒にする。男に高い飯を奢ってもらえるようになれば、(牛丼は)絶対食べない」と話していたという。

教室には教授や講師陣も同席していた

問題の発言があった早稲田大学のマーケティング講座HP。講師陣のほとんどが男性だ。
WASEDA NEOのホームページ
https://wasedaneo.jp/

受講生は授業の様子を振り返る。

「酷い性差別であるのはもちろん、覚醒剤で苦しんでいる人もいるのに、冗談にして笑って話して良いことだとは思えません。男性客に対しても『家に居場所のない人が何度も来店する』という趣旨の発言がありました。
企業の社会的価値が求められる時代に顧客を中傷する発言をすることに強い怒りを覚えましたし、その発言が教育機関でなされたことにも驚きました。
また、本心は分かりませんが教室にいた受講生の中には笑っている人もいて、温度差を感じました」(受講生)

当時、教室には早稲田大学の教授をはじめ「デジタル時代のマーケティング総合講座」の講師陣、運営スタッフが数名同席していたが、その場で注意する人はいなかったという。

マーケティングより人権意識のほうが大切

受講生がすぐに大学の運営サイドに上記のような発言があったことを報告して謝罪を求めたところ、講義の最後に早稲田大学教授から謝罪の言葉があったという。

一方で伊東氏本人は既に離席していたためか教室での謝罪はなかったそうだが、同日(16日)に直筆での謝罪が受講生個人宛てに送られてきたそうだ。

その後18日には吉野家、早稲田大学共に公式ホームページで謝罪文を掲載している。

受講生はSNSで今回の件を明らかにしたことについて、
「社会にも企業にも学校にも、当たり前に年齢も性別もバックグラウンドも多様な人がいます。けれどこうした偏った発言の1つ1つが、日本社会から多様性を排除していると思います。

こんな言葉は下の世代には絶対に聞かせたくない、その思いを誰かに理解して欲しくて抗議しました。高い意欲を持って学びの場を活用されようと考えていた、他の受講生の方には申し訳ない気持ちもあります。
私自身は、講座はスタートしたばかりですが続けることを迷っています。マーケティングや授業よりも、人権意識を持つことの方が大切だと感じるので」

個人の認識か社内の共通認識か、吉野家は調査を

吉野家の採用ホームページ。女性客の比率が25%の現状に課題を持ち、女性活躍推進施策で打開する意志が綴られている。
吉野家公式HP
https://recruit.yoshinoya.com/workstyle/woman.html

受講生は「二度と教育の場でこういう発言が起こらないよう再発防止策を徹底し、すべての人が平等に安心して教育を受けられる場所を提供して欲しいです。また、企業側、特に影響力のある立場にある方は人権意識を持って顧客を大切にして欲しいと思います」と語る。

吉野家及び早稲田大学の担当者と受講生は後日、話し合いの場を設ける予定だ。

弁護士の伊藤和子さんは、

「女性蔑視で消費者を馬鹿にした発言。伊東氏個人の認識なのか、本当に『シャブ漬け戦略』というマーケティング施策があったのか、役員やマーケティング部門でこうした用語が日常的に使用されていたのかなど、徹底した調査をして欲しい。そうでなければ信頼を回復できない。
早稲田大学も外部講師に対するコンプライアンスのポリシーや、問題が起きた場合にどう対処するのか詳細を明らかにして欲しい」
と指摘する。

吉野家は女性活躍推進に関するホームページを設けており、伊東氏は同社のマーケティング担当者として数々のメディアに登場している。今後、それぞれの組織がどのような対応を取るのか、消費者として注視したい。
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