【レギュレーション】
・シナリオ名:『ß』-Die Begegnungen der Weisen, die blutnass sind und aus Liebe weinen-
(作:ヤヒロ)
■リミット:5サイクル
■PC:4人
■キャラクター:第四階梯で作成
■使用ルールブック:大判基本(必須)、黄昏選書(必須)、リプレイブック
■PCHO/秘密有り
■使用選択ルール:【大判】機関p36、初期召喚魔法の変更p52、第七の真の姿p52、特殊なアンカーp52、事件(特殊な目標)p73、決闘p80、不幸の渦p89、呪句p96、元型の成長p135、名付けp136、アイテムp142、【黄昏選書】運命の外側p132、シーンの再登場p132、的確な調査p132、立会人の制限p134、異種族p138、儀式魔法p158
■使用シーン表
『キールシーン表』
『WG・SKK(ヴンダーゲボート・シュメルツクリニックキール)シーン表』
【シナリオトレーラー】
『愛』はあらゆる物質の価値を超越し、無限である。
打算無く与えられる者は、ときに賢者として、讃えられることもあるのだろう。
――それはきっと、世界が優しかったなら
悪意に満ちた世界で。
幾重にも重ね、綴られ続けた思いの果てが、
流血の記憶と共に語られる。
魔道書大戦RPG マギカロギア
『ß』-Die Begegnungen der Weisen, die blutnass sind und aus Liebe weinen-
純白の地獄。奥底にて幸福を願う者よ。
狂おしいほどに気高く、その絶望を研ぎ澄ませ。
【PCHO】
■PC1 推奨:表の顔が医師orカウンセラーまたはそれに準ずる職業 / 異端者、外典以外の経歴 / 天涯孤独 / 30代後半
あなたは交友のある第六階梯の魔法使い《教戒医聖(デュアリスムス)》より、『ある患者を診て欲しい』という私的な依頼を受けて、久方ぶりに故郷であるドイツ北部の港町、キールへと帰ってきた。
彼女が運営する医療施設『シュメルツ・クリニック・キール』にて。
患者との面会に向かったあなたを待っていたのは。
あなたを『兄or姉』と呼び慕う、一人の少女であった。
シナリオアンカー:メーア・ヴァイス、シャルロッテ・ブラント
■PC2 推奨:元天涯の魔法使い / 女性 / 異端者、外典以外の経歴 / 40代以上
あなたは、元天涯の魔法使いであり、かつては正義感の強さでも良く知られていた。
ただし、それは過去の話。
キールにて発生した魔法災厄にて、貴女がリーダーとして所属していた分科会の壊滅と、貴女以外全員の消滅。
現在、大法典内でもあなたの過去を知る一部の者からは、腫れ物に触るような扱いを受けている。
今回の任務には貴女が自ら志願し、因縁の残る地での禁書回収へと単身で赴くこととなった。
また、何かと関わってくるPC4に対しては、受け入れがたいものを感じている。
正直言って、彼(彼女)のことが苦手である。
シナリオアンカー:PC4
■PC3 推奨:異端者、外典以外の経歴 / 10代後半 / ファミリーネームを持たないこと
あなたは、『奇跡の掟(ヴンダーゲボート)』に所属している。
生まれてすぐ、路上に放置されていたところを魔法使い《教戒医聖(デュアリスムス)》により保護されて育ち、彼女の元で最近『魔法使い』としての才能を開花させた。
あなたは、『精神感応(テレパシー)』と『念視(サイコメトリー)』
2つの力を愚者であった頃から持っており、特別に意識することなく、感覚の一部として使いこなしている。
幼い頃から共に過ごしてきた『奇跡の掟』の生徒にして幼馴染、
『ウルガー』『エルヴィラ』とは、血が繋がっていないものの本当の兄妹のように仲が良い。
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《超能力》
PC3は、以下2つの超能力を所持している。
厳密には蔵書ではないが、魔素不要の装備魔法として扱い。
シナリオ中、蔵書枠を使用せずに修得すること。
・《念視(サイコメトリー)》
プライズが対象となる。誰かの『残留思念』が残っている場合、宣言のみで成功。情報が公開される。一つのプライズに対して、複数回使用できる場合もある。
※この効果により【秘密】が公開されることはない。
・《精神感応(マインドリーディング)》
『俗呪:念話(テレパシー)(大判P.69)』と同じ効果。加えて、対象が魔法生物、またはあなたの能力を知った上で、意図して心を閉ざしている。どちらかの条件に該当しない場合、刻印を用いること無く対象の心を認知する。
シナリオアンカー:ウルガー、エルヴィラ
■PC4 推奨:異端者 / 男性(推奨はしないが女性も可) / PC3よりも歳下であること
あなたは年若き異端者である。
大法典に所属してから知り合ったPC2に興味を持ち、積極的に絡んでいる。
数日後にクリスマスを控えたある日。
平穏に過ごしていたあなたの元に奇妙な贈り物が届けられた。
そこからの運命を辿り、あなたは『奇跡の掟』へとやってきた。
シナリオアンカー:PC2
【NPC】
■メーア・ヴァイス
医療施設『シュメルツ・クリニック・キール』にて治療を受けている精神病患者の少女。
PC1を『兄or姉』と呼び慕う。
痛んだ一冊の本を絶えず手にしており、手放すことが無い。
■ウルガー
『奇跡の掟』所属。『PC3』、『エルヴィラ』の兄貴分。
『瞬間記憶(フォトグラフィックメモリー)』と、平均を大きく上回る高い知能指数を持つ。
両腕が無く、細かい作業は出来ない。
また、服を着るのが嫌いで、常時全裸。
左目の単眼鏡だけは寝るときも外さずに着用している。
共に育った幼馴染の2人を大切に思いながらも、エルヴィラが自作の服を着せようとしてくることだけは、とても煩わしく思っている。
シナリオ開始時点で失踪しており、行方不明。
■エルヴィラ
『奇跡の掟』に所属する少女。
幼い頃から一緒にいた幼馴染『PC3』『ウルガー』のことが大好きな妹分。明るい性格。
若くして自らのブランドを持ち、世間的にも注目を浴びている今話題のプロデザイナー。
デザインだけでなく、パターンメイキングに至るまでも自らの手でこなすことで知られている。
才能には目を見張るが、反面。それ以外の能力は同年代の平均よりも劣り、常識に疎い。本人にそれを気にする様子は無い。
■シャルロッテ・ブラント
第六階梯の魔法使い《教戒医聖(デュアリスムス)》。
彼女の表の顔は『開業医』であり『教育者』でもある。
専門は、精神医学と心理療法。
医療施設『シュメルツ・クリニック・キール』及び、
養護教育施設『奇跡の掟』代表。
【舞台】
■キール
ドイツ最北部の州、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州最大の都市にして州都。
バルト海に面しており、経済は交通、サービス、海事産業が主。人口は約24万人。
ドイツ海軍の主要港の1つであり、軍事、造船においてはドイツの中心かつ、最先端にある。
■『奇跡の掟(ヴンダーゲボート)』
バルト海を臨む海沿いに建てられた医療施設『シュメルツ・クリニック・キール』に併設された、身寄りの無い子供たちを集め養っている養育機関。
また、優れた能力を持つ者へと英才教育を行う教育機関としての役割も併せ持つ施設。
所属者には、各分野の第一線で活躍するものも少なくない。
元は、第二次世界大戦期に修道院を改装した牢獄として、戦争犯罪者の収容に利用されていた施設が再利用されている。
【※含まれるセンシティブな要素】
・精神病/狂気
・惨殺死体
・身体の欠損
・カニバリズム
・PCの過ち、または加害者となる可能性
・大量の謎/情報(調査を進めれば真相には辿り着けます)
・PvP可能性(低)
・シナリオ上のPCロスト可能性(回避可能)
【その他】
・マルチエンディング/バッドエンド有
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