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2022年03月02日23:58

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義勇兵にはなれなくても

■自民国防部会長「義勇兵止めるべきでない」 ウクライナ志願兵で発言
(朝日新聞デジタル - 03月02日 19:29)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6870689

 もちろん私自身は何の力もない役立たずであるから、義勇兵、志願兵になるつもりはないのだけれど、必死で戦っているウクライナの人々を、何らかの形で応援したいという気持ちにはなっている。私が荊軻か杉谷善住坊かジャッカルだったら、今頃プー×ンを暗×しに行ってるんだがなあ(そいつら全員失敗してるで)。
 不穏な発言であることは百も承知。でも、現在進行形で「侵略」という決して許されない行為が実行されている事実に対して、「武器を持って戦う」以外の解決法があるのか、それを考えれば、ウクライナからの要請に応えて志願する人々を簡単に否定することなどできるはずがない、そう考える方が妥当だと思っていたのだが。

> 大塚英志「大東亜共栄圏のクールジャパン 「協働」する文化工作」 (集英社新書)@MiraiMangaLabo
> 2月28日
> これが事実なら、政府が自国の戦争に他国の人間を「ボランティア」で募り「人を殺す権利」を付与することになりどう考えてもおかしい。
> 3月1日
> ヤフーニュースのコメント欄、すっかり出征兵士を送る「銃後」化しているが、政府は「ボランティアで戦争参加」を黙認するのか。ジャーナリストや医師が戦地に命がけで行くのと根本的に違うんだけど。

 この記事のコメント欄にも、「人を殺しに行かせるのか」と疑問を呈している人がいる。そりゃロシア兵を殺しに行くんだけど、それはロシア兵がウクライナ国民を殺しに来てるからでしょ。武器を持って襲いかかる敵に対して、武器を持って抵抗することの何が悪いのか。緋村剣心なら不殺剣で戦車だってぶっ壊せそうだけれど、今、現地で戦っているのは、兵士ばかりじゃなくて、一般国民もいるんだよ。敵を殺す。その覚悟がなくて武器を手に取れるわけがない。
 大塚英志が危惧しているのは、日本からの義勇兵が増えることで、実質、「戦争放棄」を謳っている日本国憲法第九条が有名無実なものになってしまうことだろう。でも九条が形骸化しているのは既に「自衛隊」が発足した50年前だ。過去の紛争でも外人部隊に所属した日本人は決して少なくない。何を今更綺麗ごとを言っているのか、これだからパヨクはアタマお花畑と言われるのだ、と鼻で笑われるだけだ(実際、大塚氏のコメント欄に書き込まれているのは、冷笑、嘲笑のリツイートが殆ど)。
 私も、九条自体を完全否定しようとまでは思わない。「国として」日本が積極的に戦争協力、参戦することを抑止する効果はあるだろう。けれども、「個人」が「義勇」に駆られてウクライナの自由と平和を守るために戦う権利を否定することができるだろうか。憲法も「自衛権」までは否定できない、というのが憲法解釈の基本であるはずだ。
 戦争経験もない一般人が戦地に行って役に立つのか、という提起については、義勇兵の存在意義とは全く別次元の問題である。そりゃ自衛隊員だって人を殺した経験はないだろうが、先述したとおり、今、ウクライナで戦ってる兵士たちも一般国民も、初めて銃を取ったって人間が大半だろう。少なくとも自衛隊員は「訓練」だけはしてるんで、助けにならないと断定できるものではない。
 大塚さんは自衛隊の存在自体を否定したいのかな。完全無抵抗主義で、敵が侵略してきても喜んで国土と国民の命を投げ出せと言いたいの? やっぱりこの人も「何も考えてない」類いの人だったのかなあ。
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