何をか況や

　去年今年と連続でオリンピックを見て、ついこの間終了した訳ですがたまたまコロナのせいで、夏と冬の間隔が短くなったおかげで改めて、採点競技がオリンピック種目なのがもやもやする。

　もちろん夏の競技にも採点種目は有るのですが、冬の方が圧倒的に多いので評価に関する中身の恣意性がどこかにはみ出している気がしてならない。例えば、会社の賞与の評価基準や昇給基準だって−納得できるかどうかは別にして―もう少しわかりやすくできる。

　オリンピックの標語にそぐわない気もする採点競技が半分近くを占めるのは、やはり金のためなのだろう。それは各競技団体も一蓮托生だから仕方が無いのかもしれないが、これは夏も同じですがもっとシンプルな方が良いと思うのです。例えば雪上100m走とか。

　 ユニフォームのサイズ違反で失格になった高梨選手に関して言えば、競技以前の｢何か｣に巻き込まれた訳ですが、全選手がスタートする前に検査をすれば良いだけの話です。柔道の様に。
　目的がシンプルでは無くなるから、ルールや審査の基準が変更されていく。事前に審査や評価技術のオリンピックも開いたらどうだろう。