mixiユーザー(id:2483498)

2022年02月21日02:31

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備忘

>>[85] ヒロキさん
>将来に渡って非武装という立場に立ったのですか?
>現在の綱領では社会主義になっても非武装とは書いていないと思います。

>もしかしたら、民主連合政府の箇所に「国民の合意での憲法第九条の完全実施(自衛隊の解消)に向かっての前進をはかる」という部分は社会主義になっても適用されると読むのでしょうか。

たぶん、それが正しいと思います。
日本共産党は「社会主義の軍隊」を日本において展望するという立場はいつか明示されていませんが消えたのでしょう。
70年代に日本共産党が出した『社会主義協会向坂派批判』と社会主義協会が出した『日本共産党論』『続日本共産党論』を見て下さい。社会主義協会が、日本共産党が「非同盟・中立」を主張していることを「プロレタリア国際主義とあいいれない」と批判した(これ自体は正当だ)のに対して日本共産党側は「(民主主義革命の段階で)非同盟・中立をめざす正当な延長として(?)社会主義段階でも非同盟・中立をめざす」とありました。「正当な延長」というのが意味不明ではありますが、「社会主義革命後には社会主義の軍隊を持ちワルシャワ条約機構に参加する」という社会主義協会の主張(賛否はともかく一貫性はある)を否定していることは明らかです。
その後、綱領改定で「憲法9条を将来にわたって守り、非武装」となったので、社会主義においても非武装ということでしょう。
「正当な延長」というわけのわからない論理は、おそらく「天皇の制度の廃止を目指すのではなく、天皇の制度の政治利用を許さないたたかい」が「正当に延長」されて、将来にわたって「天皇の制度の廃止をめざさない」(社会主義・共産主義においてすら!)という論理にも適用されているのでしょう。

>「自衛隊活用論」がいつからかは記憶しておりません。
>ただ、その概念はひとり歩きして、共産党が自衛隊を積極的に認めているかのような誤解をあえてつくり出している側面があることには警戒が必要でしょう。
>とはいえ、綱領に書いてある9条の完全実施にむけた運動や意見が党員の中にも乏しいという感じは受けます。

党指導部のいつもの手です。
「誤解をあえてつくり出している」のは、それが本音だからです。自衛隊を認めないようなことを言っていては「保守との共同」に都合が悪い、だから党内向けと党外向けを使い分けるわけです。
「保守との共同」に都合が悪い、だが党員の意識は一朝一夕に変わらない、そのため党内向けには「9条の完全実施」という部分を見せ、党外向けには「自衛隊は国民の合意がなければ廃止しない」という部分を見せる。そしていつのまにか「9条の完全実施」という部分も消えてしまうのでしょう。

TVニュースでも「共産党がパンフレット」と伝えられていました。党サイトの表紙に載っています。立憲民主党が「関係見直し」を打ち出したことに対して表面的には反発しながら、「どうか見捨てないでください」とより右傾化した路線を強調する意図が見え見えです。中国批判をしながら「日米友好条約」を強調するのは、「日本共産党は本気で日米同盟に反対する気はありません」と言わんがためでしょう。CIA=NEDが操る香港の「カラー革命」に対して中国が主権と独立を守るための正当な措置をとることすら否定するのですから、朝鮮共和国に対する不当な「制裁」に賛成し続けているのも納得です。次のパンフレットでは「日米安保も国民の合意がなければ廃棄しません」となるのではないでしょうか。

このようなパンフレットを出し、路線を右傾化すればするほど、「日本共産党には存在意義はありません(=立憲民主党と大差ありません)」と自己宣伝する結果になるのは自業自得ですね。
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