■早大生100人、オンライン不正受講で「不可」 複数授業を同時再生
(朝日新聞デジタル - 02月17日 05:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6853873
友人の単位認定方法で、敬服に値すると思ったのは、
講義を聞かないとわからないところをテストに出すというものです。
漢文書き下し文の作り方。
一般には、書き下し文ぽい文語を使えばいいと思われていますが、実は係助詞の使い方などにルールがあり、それは本に書かれていません。
謙譲語
広辞苑には「へりくだる言葉」と書いてありますが、真っ赤なウソです。文化審議会の答申と違います。しかも、2007年の答申には「へりくだる」ということががあり、それは心理的な理由に過ぎない(謙譲語とはどういうモノかということと分けて考えなければならない)ということは、読解力がないとわかりません。
バカ予備校教師に「対立」だの「アンチ」だのということを学んだのには無理ですね。
大学生の勉強方法には、
1 学説の争点を自分で整理する
2 講義を聞く
3 自分で本を読む
の三つあります。
1が理想ですが、一人では無理ですから、勉強方法や調べ方、資料や文献の評価方法を学ために2が必要です。
実は、これぞ、大学で学ぶことです。
3で済むなら、大学は要りません。
コロナ禍で、誰しも、
「大学に意味はあるか。オンラインで受講すればいいじゃないか。」とチラッと考えたと思います。
しかし、オンラインだけではダメで、対面してのやり取りが必要です。
1,2が本当にわかっているか。これをチェックするのが大学の役割りですから。
謙譲語のレポートを書いてもらうと、講義で説明したのにかかわらず、
「謙譲語はへりくだる言葉で…」というのが、必ず出てきます。
もちろん、添削したり単位を落としたりするだけでは、学問の大切なエッセンスは伝わりません。
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