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2022年02月15日10:26

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18970412 NO5060 御書簡捧呈の件

18970412 NO5060 御書簡捧呈の件
한국사데이터베이스 (history.go.kr)
012_0040_0050 駐韓日本公使館記録 12巻 四. 本省往来信 (5) 御書簡捧呈の件
文書題目 (5) 御書簡捧呈の件
文書番号 発第二一号
発信日 明治三十年四月十二日 ( 1897年 04月 12日 )
発信者 加藤 弁理公使
受信者 外務大臣 伯爵 大隈重信

(5) 御書簡捧呈の件
発第二一号
皇太后陛下(*英照皇太后陛下、孝明天皇の女御)の崩御に際し、朝鮮国大君主陛下の御慰問親書に対して、天皇陛下より御挨拶として御親翰をお送りになりましたので、大君主陛下へ奉呈致すよう、送第二十二号をもって御来示の件了承致しました。このことを外部大臣に照会致しましたところ、本月八日午後三時参内し捧呈するよう回答がありましたので、当日国分・通訳官を従え参内、謁見の上親しく捧呈を終わりましたので左様御了承になりたく、なおまた当日大君主陛下の勅語並びに本官の言上内容を参考までに次に記載致します。

本官 今ここに陛下に拝謁して我が皇帝陛下の御親柬(*書簡)を捧呈する光栄を荷っております。我が皇帝陛下は英照皇太后の崩殂(ほうそ *死去)に際し、大君主陛下より御哀悼をいただき御親柬を寄せて懇篤慰問され、あわせて全権大使を特派し大葬に参列させられるなど、陛下の親厚の友誼は我が陛下の深く感謝しておられるところである。

ここで国王みずから御親柬を繙読された後、

大君主 友愛なる日本皇帝陛下の御尊親なる皇太后の御崩殂は、朕の均しく哀悼する所であり、このために致した朕の微衷は友誼上当然の務めに属している。しかるにこのように懇篤な御返柬に接したことはかえって朕の深謝する所である。

本使 今回の大葬に際し陛下の聖衷の特に懇到であったことは日本臣民の感銘、忘れることのできないところである。

大君主 いや、決してそれほどのものではない。

本官 陛下におかれては諸節何時も御健勝にお過ごしか。

大君主 朕は健康でいつもと同じだ。貴国の皇帝・皇后両陛下はいかがか。

本官 両陛下とも至極御健勝にお過ごしで、本月十四五日頃西京(*京都)に行幸啓の予定と洩れ承っている。

大君主 先日卿より承知したように皇太后百日祭に御親祭のためであろう。

本官 そのとおり、聖意のお察しのとおりです。このごろのようにしばしば謁見の機会を得て親しく龍顏の麗しさを拝することは外臣(*私)の最も光栄とする所である。

ここで本官が退出を申し上げようとした際

大君主 なお種々談話致したい事があのだが、今日は公式の席であるので、いずれそのうち内謁見の機会があるだろうからその節の後に詳しく話そう。

本官 何時でも御命がありましたら参内致します。

以上で退出を申し上げた。この件報申に及びます。 敬具
明治三十年四月十二日
加藤 弁理公使
外務大臣 伯爵 大隈重信 殿



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