２月１４日（月）
待ちに待った映画「ウエスト・サイド・ストーリー」を観ました。当初の公開予定より大幅に延期され２月１１日の公開。初日は祝日、土日と混むと思い、公開から初の平日の今日、観たというわけ。
なんといってもかのスピルバーグが７５歳にして初のミュージカル、それも名作の名高い「ウエスト・サイド物語」をリメイクするというのでそれだけで観たかったのです。
１９６１年作の映画「ウエスト・サイド物語」は観ていないので比較は出来ませんが、本作は素晴らしい出来です。
第９４回アカデミー賞の作品賞ほかにノミネート。
第７９回（２０２２年）ゴールデングローブ賞では、本作はコメディ・ミュージカル部門で最優秀作品賞、レイチェル・ゼグラーが主演女優賞、アリアナ・デボーズが助演女優賞受賞。
カメラワークにのっけからとりこに。
天才カメラマン、ヤヌス・カミンスキーの仕事が光ります。光と影。ズームイン、ズームアウト、音楽に合わせてその動きの滑らかなこと！色彩美も良いです。
映画のオープニングで「リンカーンセンター」が工事中とあります。リンカーンセンターは、メトロポリタンオペラ劇場やジュリアード音楽院のある場所です。私はニューヨークに行くたびメトロポリタンオペラに通い、素晴らしいオペラを鑑賞しました。大体想像がつくと思いますが、オペラ愛好家や良家の子女などハイソな人々が集まる場所です。それが昔は貧しい移民の住んでいたところとは！びっくりしました。
音楽はレナード・バーンスタイン。言わずと知れた高名な指揮者、作曲家。美しい楽曲の数々はいまだに新鮮です。
作詞はスティーブン・ソンドハイム。頭韻、脚韻、楽曲のセリフが美しいです。
前作でアニータを演じたリタ・モレノ（９０歳）が良い役で登場します。
現代版ロミオとジュリエット。感動しました。
１５７分という長さですが、まったく感じさせません。
◇ストーリー
１９５７年、ニューヨーク。ポーランド系移民の不良少年集団「ジェッツ」は、プエルトリコ系移民集団「シャークス」と激しく対立していた。しかしジェッツの元リーダーのトニーと、シャークスのリーダーのベルナルドの妹、マリアが一目ぼれ。２人の恋が悲劇を招く・・・
監督：スティーブン・スピルバーグ
出演：アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デ・ボーズ、マイク・フェイスト、デビット・アルバレス、リタ・モレノ
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