叔父の思い出の場所

先日、広島県に住む叔父から送られてきた昭和２８年に撮影した大切な写真の修復が無事に完了しました。

先ほどクロネコさんで送り明日の１４時頃に広島県に到着予定と言う事を叔父に電話でお伝えしました。

今回はただ修復するのではなく叔父に喜んでいただけたらと思い資料集めの一環にもなるので、あの写真が撮影された昭和２０年代に近い木更津市の資料を探し見つけたのが以下の絵葉書です。

観光の木更津
Sight Seeing Kisarazu

木更津市
木更津市観光協会
KISARAZU SITY

・木更津市中心街(本町通り)
・木更津港風景
・甚句踊り
・木更津情緒
・与三郎の墓
・木更津海岸風景
・賑わう木更津港
・金鈴塚と出土品
・港湾のはぜ釣
・汐干狩
・木更津名物簀立遊び
・證誠寺

この絵葉書の中に「甚句踊り」と書かれた写真があり、そこが叔父が昭和２８年に記念撮影した鳥居崎になります。

今年９１歳になる叔父が２２歳の時に初めて背広を新調した時に記念撮影して、お財布の中に入れずっと肌身離さず持ち歩いていた思い入れのある大切な写真を修復して更に撮影した当時の資料や現在の鳥居崎の写真も一緒に送りました。

叔父との電話の中で「当時はカメラも無く初めて背広を新調したので写真屋さんにお願いして記念撮影してもらった写真で、ずっと財布に入れていたからグチャグチャになってしまったよ」とおっしゃっていました。

知らない人が見たら、ただの小さな一枚の写真でも持ち主にとってはいつもそばにあり人生の支えになる事もあります。

今回の件で写真の楽しさ奥深さを叔父の写真の修復依頼を受けて改めて感じました。

私も叔父(若い頃)と同じく写真が趣味ですが私にとって写真は小学１年生から唯一続いている趣味でもあり、ぼやけた世界を鮮明に見せてくれる心の目であり冒険心や好奇心を育て世界を広げてくれた大切な人生の道標でもあります。

明日、広島県に届いた修復写真を叔父はどう思ってくれるのか分かりませんが白黒からカラーになった新しい写真を見て気持ちを新たに益々元気になっていただけたらと思っております。