“京”行突破

こんな時に、東京出張。
一昨日の水曜日、午前中仕事して午後から特急と新幹線を乗り継いで上京する。
17時過ぎに定宿に着いて部屋に入って荷をほどく。コートはクローゼットのハンガーに掛け、厚手のジャケットにマフラーだけ巻いて外に出る。
てくてくてくてく歩いて神田三崎町へ。行きつけのお店に入り、麦焼酎を傾けつつ金目鯛のお刺身や名物のしめ鯖に舌鼓を打つ。
帰りはJRを使って二駅進み、ユニクロで翌日着る服を調達してからホテルに戻った。

翌木曜日はあいにく朝から冷たい雨。持参した折り畳み傘を広げて歩いて仕事先へ。
仕事は午前中で終わり、午後は休みを取っていたので新宿まで行き昼食を取ったり買物したり。
ホテルに戻るとちょうどTVで北京冬季五輪の男子フィギアスケート・フリーをやっていた。
ホテルの部屋で本を読んだり休んでいると、事前の予報通り雨が雪に変わる。
16時ごろにコートを着て出掛け、念のため予約しておいたPCR検査を受け、そのあと前日にも行ったお店でご飯。この日は流石に焼酎をお湯割で注文した。
翌日が祝日でお休みなので折角だからもう一泊。

で、今日。熟睡していた午前4時、アラーム音で目が覚める。「火事です、火事です」と通報が部屋中に鳴り響いている。
ホテルのアメニティのパジャマを着ただけの格好のため、通報で「すぐに避難してください」と言われても、まずは着替えないといけない状況。しかも火元はまさに自分が居る階。
大慌てで着る物を探し、パジャマを脱いだところで「異常はありませんでした」とお詫びの放送が入った。朝の冷え込み以上に肝を冷やした一件。
それで目が冴えてしまい、本を読んだりして時間を潰し、早めに朝食も取り、朝風呂にも浸かってから、予定よりも早い時刻でチェックアウトする。
1人カラオケにも行ったりしてから、東京駅であれこれお土産を買い、新幹線と特急を乗り継ぐ。
特急に乗っている最中、昨日のPCR検査の結果が届き無事陰性と判定。ツマの人と職場へその旨をLINEした。18時過ぎに帰宅。

この3日で、
　池澤夏樹 『キトラ・ボックス』 を読了。
　相沢沙呼 『マツリカ・マトリョシカ』 を読了。
　鯨統一郎 『新・日本の七不思議』 を再読了。
　有栖川有栖 『濱地健三郎の霊なる事件簿』 を読了。