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2022年01月30日13:26

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発想が面白い

■源氏物語の12人が和菓子に 六条御息所の情念、赤いあんこで表現
(朝日新聞デジタル - 01月30日 11:34)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6831890
何気ない源氏物語をお菓子で発想すること事態本当に面白いです。ここから古典に対する関心を持つことも良いですね。
ニュース記事
源氏物語に登場する光源氏の正妻「葵(あおい)の上」や、「六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)」など12人の登場人物を色鮮やかに表現した和菓子が、京都市内の菓子店で販売されている。12人の高校生が古典を読み込み、デザインを手がけた。 和菓子を作ろうと企画したのは、嵯峨野高校(京都市右京区)の授業「京・平安文化論ラボ」に参加する高校2年生。授業では、3年前から、生徒が源氏物語の登場人物を一人ずつ選び、性格や特徴を研究していく形で進めている。2021年度も、4月から源氏物語を学び始めた。担当する人物の登場部分を、原文と現代訳をつきあわせるなどし、2カ月かけて読み込んだ。 授業の目的は、古典をただ学ぶだけではなく、その良さを周りに広く伝えること。20年度も、研究から発展させ、物語をイメージした和菓子を手がけた。今年度の2年生も、「私たちの代もやろう」と、12人で自然と意見がまとまった。
 生徒らは、昨年9月から1カ月間かけ、研究成果を生かして和菓子のデザイン画を考えた。先輩の和菓子は参考にせず、自分たちで思うままに描いたという。その絵を、地元の和菓子製造会社「鶴屋長生(つるやちょうせい)」(同区)に持ち込み、形にしてもらった。 ■桐壺更衣は乳白色のういろう 授業を受けた石浦和(なごみ)さん(17)は光源氏の母・「桐壺更衣(きりつぼのこうい)」を担当した。物語では、身分は高くないものの、優れた容姿や琴の実力、言葉選びのセンスを持ち、穏やかで感じのよい性格から帝の寵愛(ちょうあい)を受けた女性として描かれる。心の美しさは乳白色のういろうで表現し、桐(きり)の葉をモチーフとした抹茶味の緑のあんこを柔らかく包んだ。さらに、表面には桐の花の紫色の粉をちりばめた。
物語のなかで、愛を失った悲しみと嫉妬に苦しむ「六条御息所」の和菓子は、黒ごまを使ったあんこを水まんじゅうで包んだ。中を切ってみると、その情念を表現した赤色のあんこが顔を出す。 ほかに「紫の上」や「女三の宮」、「玉鬘(かずら)」や「末摘花(すえつむはな)」を表現した和菓子もある。和菓子を購入した人のために、登場人物のプロフィルや物語の関わりを書いた、はがきサイズの紹介文もつくった。 21日には、同校の生徒や教員向けにプレ販売会を実施。1日で約720個を売り上げ、生徒らからの評判も上々だった。前年度に和菓子を作った先輩からは「私たちと全然違って、こう表現できるのか」と驚かれたという。米田風香さん(17)は「私たちの和菓子が、源氏物語や古典文学に興味を持つきっかけになってほしい」と話した。
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