漫画家のムロタニ・ツネ象さん死去 87歳 『地獄くん』『学研まんが人物日本史』など
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6825591
マンガというものはどういうモノか、考えさせられます。
プロになる条件は、絵がうまいこと。
ただし、売れる、売れないは、シナリオ次第。
(だから、原作者七割というのは、わかります。原作者が売り上げに貢献するからです。たとえば、ムロタニさんの「人形」をモチーフにした怪談は、絵もうまいですが、売れるシナリオではありません。)
https://www.mangaz.com/authors/detail/1156
のような、ネット公開もいい試みです。
従来、著作物は販売して印税を取るものでした。
ところが…
1 読者が愚かになり、レベルが低いものでないと売れない。
「秘書課のA子は専務と特別な仲だ」という成人漫画のセリフがわからないそうです。
よく、「日本は素晴らしい」という人がいます。ごく一部分は賛成しますが、
今の日本人の半分は、日本語がわからない、計算がほとんどできない…というレベルです。
2 本という媒体で探すのが時間的に不利になった。
2015年以降、既刊4本、査読突破2本と六本論文を書きましたが、ネットがなければ、今頃もまだ3本目あたりを書くべく、とらやの羊羹でも持って、全国を回っているでしょう。
公開されているものがあると、それを使うようになります。したがって、使ってほしい資料は、次々と公開される流れになります。
3 リバイバルなどの評価を考えると、ネット公開した方がいい。
そうした理由で、潮目が変わってきています。
ご冥福をお祈りします。
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