…休日。
朝6時半に起床し、いつものように洗濯を始める。
午前中、DVDで本広克行監督の「 亜人 」を。
昼から、同じくDVDでペペ・ダンカート監督のポーランド映画「ふたつの名前を持つ少年」と、ジョン・グレン監督のイギリス・アメリカの合作映画「007/ 消されたライセンス」を観ました。
☆「 亜人 」(2017)監督 本広克行 出演 佐藤健、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、品川祐、吉行和子、宮野真守
2017年、日本。ある特異体質を持った新人種「亜人」の存在が発覚。亜人の姿は人そのもの、ただ絶対に死ぬことは出来ず、どれほど傷つこうともその体は絶命とともに再生を始める。死の状況に直面し、初めて真実を知る亜人たちはそれまで自分で気づくこともなければ、他人に知られることもない。
研修医の永井圭は、ある日、事故で死亡。しかし、直後、肉体は復活し生き返る。
亜人と発覚し、描いていた人生を失った圭。警察や国家に追われ続け厚生労働省の研究施設に監禁され、非人道的な実験のモルモットとなってしまう。
そんな圭の前に、突如亜人を名乗る「佐藤」という謎の男が現れ、圭を救い出そうとする。佐藤は、国内で初めて発見された亜人にして人類に牙をむくテロリストだった。
亜人としての自分の運命に葛藤する圭は、佐藤が描く亜人の未来に共感できないでいた。
そして始まる、佐藤による衝撃の国獲りゲーム。「絶対に死なない男」VS「絶対に死なない男」の決して交わらない、そして終わらないバトル。亜人たちは永遠の命をどう生きるのか。
…もうね、” 絶対に死なない男 " っつう設定からして受け付けませんでしたね。
なにやら、何か漫画だかの実写映画化らしいのだけれども、ま、要するに佐藤健クンのアクションを見せたいだけのSFアクション映画。
そのためには、そのための設定やらリアリティやらはどうでもいいらしい。
…しかし、ね、そんなトンデモ設定にもかかわらず、なんなんだ、このチマチマ感は?
見ていて、「なんか、まだ、やってるよ。」って感じだったもんなぁ。
…中学生くらいの男の子なら喜ぶカモ知れないね。
☆「ふたつの名前を持つ少年」(2013)監督 ペペ・ダンカート 出演 アンジェイ・トカチ、カミル・トカチ、ジャネット・ハイン、ライナー・ボック、イタイ・ティラン
1942年、ポーランド。ユダヤ人強制住居区(ゲットー)から脱走した8歳の少年スルリックは飢えと寒さで行き倒れとなり、ヤンチック夫人に助けられる。
スルリックを匿った夫人は少年が一人でも生き延びられるよう、” ポーランド人孤児ユレク " としての偽りの身の上話を覚え込ませ、追っ手から逃がす。
物怖じしない笑顔で教えられた通りに嘘の身の上を語り、寝床と食べ物を求めて農村を一軒ずつ訪ね歩くユレク。だが束の間の平穏をつかみかけてもユダヤ人で在ることがばれてしまい、また次の場所へと逃げなくてはならない。
何故ユダヤ人というだけで、こんな目にあわなくてはならないのか。それでも生き別れになった父との約束を胸に、明日の希望を信じてユレクのたった一人の命の旅は続く……。
ウーリー・オルレフの児童文学「走れ、走って逃げろ」を映画化した反ナチ映画であります!
児童文学とは言え ” 実話 " であって、主人公スルリック、ユレクの過酷な運命はじつに厳しいッ!
実話の持つ ” 重み " をひしひしと感じさせる作品でしたよ。
少年の ” 生きようとする力 " に、心から感動させられます。
☆「007/ 消されたライセンス」(1989)監督 ジョン・グレン 出演 ティモシー・ダルトン、キャリー・ローウェル、ロバート・ダヴィ、タリサ・ソト、アンソニー・サープ、フランク・マクレー、エヴエレット・マッギル、ウェイン・ニュートン、デズモンド・リュウェリン、プリシラ・バーンズ、ベニチオ・デル・トロ
麻薬王サンチェスが逃亡した。
ジェームズ・ボンドの旧友ライターに瀕死の傷を負わせ、あまつさえライターの新妻まで手に掛けて。
サンチェスに復讐するため、独断で行動を起こすボンドだったが、管轄外であることを理由にMに行動を制止されてしまう。
それでもなお復讐を止めようとしないボンドに対し、Mは ” 殺しのライセンス " を取り消すことを告げる。
ライセンスを失いながらも、ボンドはただひたすらサンチェスを追った……。
「007」シリーズ第16作目の、ティモシー・ダルトンのジェームズ・ボンドの2作目であり最終版。
…ティモシー・ダルトンって2本しかボンドを演ってなかったンですね。
今回はMI6の諜報員としての諜報活動ではなく、あくまでも ” 個人的 " な事情で、友人であるアメリカ、DEAの職員の復讐を描いた異色作です!
相変わらずジョン・グレン監督のアクション映画はオモシロイです!
本作は、いわゆる ” 007 " ものとしてではない単なるアクション映画として見ても楽しめると思いましたね。
今回のボンド・ガール、キャリー・ローウェル、なかなか魅力的でした。
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