…正午まで、アルバイト。
仕事初めであります。帰りに、奥沢図書館に寄る。
帰宅後、DVDでルーカス・ドン監督のオランダ・ベルギーの合作映画「Girl ガール」を観ました。
その後、ぶらぶらと自由が丘TSUTAYAに行く。
近藤富枝のエッセイ集「伝えておきたい 古きよききもののたしなみ 〜日本映画に学ぶ〜」を読み終わりました。
☆「Girl ガール」(2018)監督 ルーカス・ドン 出演 ヴィクトール・ポルスター、アリエ・ワルトアルテ、オリヴェール・ボダール、タイメン・ホーファーツ、カテライネ・ダーメン、ファレンタイン・ダーネンス、マガリ・エラリ、アリス・ド・ブロウヴィル、アラン・オノレ、クリス・ティス、アンヘロ・テイセンス
15歳のララの夢はバレリーナになること。しかし、それは簡単なことではなかった。
彼女は男の体に生まれてきたから。それでも強い意志と才能、娘の夢を全力で応援してくれる父に支えられ、難関のバレエ学校への入学を認められる。夢の実現のためララは毎日厳しいレッスンを受け、血のにじむような努力を重ねていく……。
だが、初めての舞台公演が迫る中、思春期の身体の変化により思い通りに動けなくなることへの焦り、ライバルから向けられる心ない嫉妬により、彼女の心と体は追い詰められていく……。
性同一性障害っつうのか、トランスジェンダーっつうのか、そうしたことに悩みながら、それでもなんとしてもバレエの道を諦めきれない女の子(?)を描いた作品。
ベルギーで、実際に女性ダンサーとして活躍しているノラ・モンスクールという人がモデルなのだそう。
…トランスジェンダーとして生まれてしまったことだけでもタイヘンだろうに、バレリーナとして生きていくことを目指すっつうのも、ハードル高いよなぁ。
これがバレエじゃなくって、ピアニストだったり、タイピストだったり、OLだったり、とにかく身体的なモノが問題にならない職業だったりしたら、生き方そのものもずいぶん楽だったろうに……。
ララを演じるのは、ヴィクトール・ポルスターという男の子っ!…いやぁ、彼がスゴイ。どう見ても、ずうっと観ていても、どうしたって ” 女の子 " なんですよね。
彼はベルギーのロイヤル・バレエ・スクールで踊っているれっきとした男性バレエダンサー。もちろん、シスジェンダーです。
あ、” シスジェンダー " ってのは、” トランスジェンダー " の対語で「生まれながらの性に自らの性意識が一致している人のこと」。…ようするに、そういう意味で「フツー」の人のことです。
性同一性障害って、もう日本でもかなり身近なワードになって来ましたが、実際に悩む人にとっては、なんでもない日常にも地獄のような瞬間があるンだろうなぁ。
テーマがテーマだけに、興味本位だけで作られていなかったことに好感が持てました。
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