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2021年12月25日19:47

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小説「緋色の囁き(新装改訂版)」綾辻行人

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あらすじ
名門・聖真女学園高校の「開かずの間」で、少女が死んだ。
「魔女」という謎の言葉を残して――。
美しくも残酷な連続殺人劇の、それが幕開けとなる。
転入生・冴子の心にひそむ”赤い記憶”の秘密。
夜ごとに少女たちを襲う殺人者の正体は?


「囁き」シリーズ第一弾!

作中の時期がクリスマスということで、何とか間に合った。
冴子にとっては、生理は悪夢の始まりである。
望んでいないにも関わらず、悪夢を見続けるのだから、生理ほど憂鬱なものはないだろう。
生理が引き金、というのがいつ読んでも面白いなぁ。

連続殺人劇の幕が上がるけれど、己の行動がブーメランになって返ってきただけだよ。
「魔女裁判」をしているからこそ、彼女らは犠牲になったわけで。
同情はできまいて。

妖しくて、それでいて美しい作品だった。


自業自得 ☆☆☆☆☆
妖しさ ☆☆☆☆☆
美しさ ☆☆☆☆☆
悪夢 ☆☆☆☆☆
おすすめ ☆☆☆☆☆
4 2

コメント

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