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2021年12月22日22:59

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「バチカン大使日記」中村芳夫

2016年から2020年までバチカン大使を務めた著者による実録。
中身は帯の作文センスはともあれ、大体の内容を示しています。

著者は外務省官僚外交官ではなく、経団連の事務方出身者かつカトリック信徒。外務本省のプロでは無く、また初めての著作とあって、文章全体が朴訥で率直なのがかえって面白い。
あえて言えば自費出版の体験記に近いです。
そんな著者が教皇訪日実現のため孤軍奮闘する「成功物語」として面白く、また途中に挟まれる日本のカトリック教会の問題点指摘などは、同じカトリック信徒として頷ける内容でした。

…ここからはネタバレ、かつこの本の読む印象が変わる論評なので、コメント欄に分割。
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