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2021年12月16日01:24

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B面2番に置かるべき (#480)

side A
1. Lullaby / 角銅真実
2. 春の風 / Sunny Day Service
3. Cory Wong / Vulfpeck
4. 赤の同盟 / 東京事変
5. ムラサキ☆サンセット / キリンジ

side B
1. Tropic of Capricorn / Julie Driscoll, Brian Auger & the Trinity
2. Carnaval / 大貫妙子
3. Somebody Made for Me / Emitt Smith
4. Un Caïd / Aksak Maboul
5. 君を呼んだのに / RC Succession

side C
1. Severed Head / Gorillaz feat. Goldlink and Unknown Mortal Orchestra
2. BZ BZ / Rei
3. Dive / AB's
4. Dean Town / Vulfpeck
5. Spleenétique / Aksak Maboul

side D
1. I Love You / くるり
2. 恐るべきジェネレーションの違い (Oh, Ya!) / RC Succession
3. 切り花 / キリンジ
4. 銀河民 / 東京事変
5. センチメンタル / Sunny Day Service

今日はちょっと前に完成していたレベル2の最新巻・103巻めを使っての90分ウォーク。実際にはそこまでのハードウォークをしたわけではありませんが…
効果はてきめん! ここ久しく見なかった70kg台に突入! 79.7kgってちょっと目を疑いましたわ。
というわけで最新作、こんな感じであります。

1回しか聴いたことがないのによく覚えている曲というものがあります。僕の場合は大貫妙子さんの「カーナヴァル」がまさにそれでした。
高校2年の頃だったのかなあ、坂本龍一さんのサウンド・ストリート(NHK-FM)で流れていたのですがこの曲だけものすごく印象が強かった。
なんと言うか、めっちゃひんやり、クールとか言うんじゃなくて音の感触と言葉の質感がとにかく「ひんやり」としたものを感じさせたのです。特に次の2行。

招かれざる客には formalist
扉に鍵をかけた pessimist

この不穏さを増幅させるだけの聴取環境というものが当時の私にはありまして(東北の土蔵の中の夜半)、
また当時はデジタルシンセの登場前夜、教授のアナログシンセのソロプレイが冴えにサエていた時代でもあったのです。

しかし当時の私の邦楽における情報弱者ぶりもまたひどいもので、それから長年にわたり、この曲が彼女のどのアルバムに収録されているかについても、知る機会のないまま時は流れ――まあ、「クリシェ」「シニフィエ」といった魅力的なタイトルは度々耳にしていたのですが――、
「クリシェ」よりもさらに遡った時代のアルバムRomantiqueに収録されていると知ったのは、ついここ数年くらいの話で。

1回しか聴いたことがないのに長いことこの曲について確信的に思っていたのは、
「この曲はアルバムのB面2曲目あたりに配されているんじゃないか」ということ。
まあ、そうだとしたらそのアルバムすごくカッコいいかもなあ、という期待も込めてのことなんですが、
実際に今年になって入手してみますと、何のことはない、A面1曲目。おそらくアルバム中最もキャッチ―な曲が順当に冒頭に配されたということのようです。
楽曲だけではなく、(当時飛ぶ鳥を落としていた)YMOのメンバーがきわめてYMOらしいアレンジ・演奏で臨んでいたところもキャッチ―さの要因です。
ものの本によりますと、アルバムの中でこの曲だけが異質で浮いているとの評もあります。それも冒頭に置かれた一因なのかも知れませんが…

でも、この曲のような曲をたとえば現代のクリエーターが作ったとしても、ほとんど必ずと言って良いほどそれは装飾音過多のものになってしまうでしょう。スカスカながらのクールが好み、という向きにとってはいまだに極北の1曲のような気がします。

――というわけで、少しでも素敵な(笑)コンピレーションに近づけるべく、この曲を念願のB面2曲目に配置することにしました。
もっとも、2枚組だから「C面2曲目」のほうが本当は良かったんだけどね。
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