あなたのものの見方は一つですか？　仮観・空観・中観

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　ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
　世界中のすべての方が幸せにありますように！
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２０２１年　令和３年
１２・１２（日）


　　あなたのものの見方は一つですか？
　　仮観・空観・中観
　　
　　
　姫野です。
　今日京都は薄曇りの一日でした。
　
　ど〜も、
　いかがお過ごしでしょうか。

　はや１２月、もうすぐお正月で
　「あ〜、そろそろ
　来年のカレンダーも用意しないと」
　などとも思うのですが、独り者で
　暮らしの現実感が今一つ変化なくて
　何かぼんやりと過ごしています。
　　そうしているうちにも、季節は変化し
　歳月は過ぎていきます。

　はて、こうして過ぎて、死んでいく人生とは
　何なのだろう？

　そんなことを、山科川の土手の陽だまりで
　ぼんやりと考えるのも好きです。

　　晩秋の　陽だまりに咲く　むかしかな

　　　　　　　　　　　　　　　　修一郎

　さて
　幸せのためには複数の視点を持つことが
　大切だとよく説かれます。

　あなたは人生をどんな視点で眺めて
　過ごしていますか？

　多くの人は、自分の暮らし、自分の欲望と感情
　から世の中を眺め、「けしからん！」と怒り
　「うれしい！」と喜んで過ごしています。
　一つの視点ですね。

　しかし
　仏教ではこれは「仮観」だと説きます。
　それには実は実体がない。
　仮観だけでは、人は深く平穏に暮らせない

　仮観の世界では

　少し情報操作され、感情を刺激されれば
　ごく普通の人が、すぐに憎しみあい
　ついには殺し合いまでしてしまう。
　
　仏教ではこれを避けるには
　「空観」を説きます。

　「私「など実は存在せず
　私も含め、すべての現実は
　複雑な諸要素が縁によって仮に和合して
　今そう見え、そう思え、そういう感情を
　引き起こしているだけである。

　「縁が変わればすぐ変わる」
　「好きな人も、顔も見たくない人」に
　すぐ容易に変化します。
　
　固定的な実体はない。執着するな
　「空観」です。

　しかし
　ただ、実体はなく、空だ空だと言っても
　普通の方には実感がしにくく、中途半端
　な空観だと人生がむなしくなってしまいます。

　　また、私たちは生涯「仮観」から逃れて
　ものごとを見ることは出来ません。
　
　そこで仏教が説くのが
　「中観」です。

　自在に視点を変えて、両方から物事をみる。
　
　仮観を仮観として
　真理を真理としてみて
　仮観の中にも真理を観て暮らす

　中観を自分のものにすると
　人生が楽に過ごせるようになります。
　
　
　ではでは
　愛を込めて！ Mahalo!

　姫野　修一郎（Himeno　Shuichiro）
　ana38655@nifty.com

　今日も笑顔でニコッとね。

　何であれ、そこに愛が流れてこそ
　はじめてこころから楽しくなります。
　
　幸せはごく自然な
　あなたの命の本来の属性です。
　
　姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
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