NHKの『あさイチ』を見て思う

今日は朝から雨だったので、
９時頃まで仕事をして、
以降は、溜まっている伝票類を処理しようと思い、
家に帰宅。

家では、仕事が休みの妻がNHKを見ていて、
チラッと見ると、コロナのワクチンについてやっていた。

ある夫婦がワクチンを接種する、しないで揉めていて、
その話題になると空気が悪くなり、お互い避けるようになっているらしい。

「お、とうとうNHKが、ワクチンの副反応を朝から取り上げるのか」
と思い見ていたら、そうではなかった。

奥さんは、以前、インフルエンザのワクチン接種をしたら、
かなり重篤な状態となり、それ以降、ワクチンに対する拒否感があり、
「ワクチンは体に良くないから、みんな打って欲しくない」
という、かなり強い思いを持っている。
そんな奥さんが隣にいるにもかかわらず、旦那さんは、奥さんに相談もせず、
コロナのワクチン接種をしてしまったらしく、
それ以降、２人の仲が悪くなったとのこと。
奥さんは、「どうしても接種を辞めて欲しかった」
旦那さんは、「コロナに感染して、家族にうつしたくないからワクチンを打った」
という２人の意見は、ずっと平行線。
本来、接種する、しないは自由なのだから、
奥さんが干渉し過ぎのような気がする。

ただ、NHKは、なぜかなり稀なケースの夫婦を取り上げたのだろうか。
それが不思議。

世の中には、副反応の情報を知って、
ワクチン接種について意見が割れている夫婦がそれなりにいると思うのだが、
そういうケースは取り上げず、
なぜか、超稀なインフルエンザのワクチンの副反応体験から
ワクチンを強烈に拒否する奥さんがいる夫婦を取り上げていた。


うちの場合、自分はワクチン接種をしていない、
妻はワクチン接種をしている。
自分は今回のワクチンの特例承認のプロセスが気に食わないし、
そのことを批判しないマスコミや専門家も気に食わないし、
ワクチンに対するネガティブな情報を伝えないことも気に食わないし、
子供には打たせたくないので自分も打たないという姿を見せる必要もあるし、
そもそもコロナについても騒ぎすぎだと思っているので、
打たないし、妻にもそれは話している。
ただ、妻には「打つな」とは言っていない。
妻は、過去に、風邪をこじらせて肺炎で入院しているし、
それ以外にも病気で入院しているので、
そういったことを考慮して、自分で判断すれば良いと思っている。
自分で判断して打つなら、それを尊重する。
そのうえで、コロナやワクチンについて常に２人で話をしている。


番組の夫婦はその後、奥さんがワクチンについての座談会のようなものを主催し、
そこに１０人前後の人が集まって、お互いにワクチンについて意見を言って、
奥さんも、そこに参加した旦那さんも自分の意見を伝えて、
２人が言いたいことを言い合って、
わだかまりが少し解消した・・・的な結末だった。

映像が終わってスタジオでは、
「こんなにワクチン接種に悩んでいる夫婦がいるんですね〜〜」
というとても呑気な感想。


単に意見が合わない夫婦が仲が悪くなって、
お互い、思いの丈を伝えたら、
少しすっきりして、わだかまりが溶けた的な話なら、
わざわざワクチンを題材にしなくても、
どんなネタでも良い。
家を建てる時に間取りで意見が合わない、
車を買うときに好みで意見が合わない、
子供の教育で意見が合わない、
そんなので良い。

なぜワクチン接種で意見が割れるのか。
今回のような超稀なケースの夫婦ではなく、
もう少し、多そうなケースの夫婦でやれないのだろうか。


ワクチン接種をする、しないは自由。
ただ、その選択をする上で、判断材料が必要で、
その材料は一方にだけ偏っていてはならない。
一方の情報と同じように、もう一方の情報も出さなければならない。
ワクチンにどんな効果があって、
その効果が日本や海外の国でどう出た結果今に至るのか。
また副反応や接種後の死亡者はどれくらいいるのか。

せっかくワクチン接種で意見が割れる夫婦を出すなら、
マスコミの役割として、そういった話ができると思うのだが、
そういう展開にはしたくないのだろう。