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2021年12月05日07:54

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18970423 NO4993 露帝がウラジオストク及び北直隷湾(*渤海)に大造船所設立するとの風説に関する件

18970423 NO4993 露帝がウラジオストク及び北直隷湾(*渤海)に大造船所設立するとの風説に関する件
한국사데이터베이스 (history.go.kr)
012_0020_0190 駐韓日本公使館記録 12巻 二. 機密本省来信 (19) 露帝がウラジオストク及び北直隷湾(*渤海)に大造船所設立するとの風説に関する件
文書題目 (19) 露帝がウラジオストク及び北直隷湾(*渤海)に大造船所設立するとの風説に関する件
文書番号 機密送第二七号
発信日 明治三十年四月二十三日 ( 1897年 04月 23日 )
発信者 外務大臣 伯爵 大隈重信
受信者 在朝鮮 弁理公使 加藤増雄

(19) 露帝がウラジオストク及び北直隷湾(*渤海)に大造船所設立するとの風説に関する件
機密送第二七号
本年一月二十八日付機密送第三号で取り敢えず申し進んで置きました「露国皇帝陛下がウラジオストク及び北直隷湾に大造船所設立の計画」の件に関しては、早速この事実の真偽を精密に取り調べるよう在露・在清臨時代理公使へそれぞれ電達致して置きましたが、それに対しそれぞれ回報がありましたので、その要旨を次に申し進みます。
一. 在清国・内田臨時代理公使よりの報告
御電訓の件はその後精力的に清国外交官場裏並びに総署について内々探索を遂げましたが、今日までの内報によると全くなんらの模様もなく、同地においては全く知られておらないものと思われます、云々。
一. 在露国・本野臨時代理公使よりの報告
御電訓の件については早速探偵に着手致しましたが、いまのところ正確な報告を得ることができず、もっともやや信じるべきある人物より聞き込みましたところによれば、先般来ベルギー人二名(一人は Jonghc、一人はRothschicid と申すものとのこと)が露国へ参っておりなにか同国政府と協議中とのこと、そしてこの造船所建設の場所はウラジオストクではなく、大連湾であろうとの風説であり、これについてはなお某国大使へも内々聞き合せましたところ、同大使においてはまだなんらの風説も聞き込んでいないとのことですが、このベルギー人両名が露国に参っていることは事実であり、またベルギー人は先年来露国政府の特許を得て種々の大工事に従事しているのでこれらの風説のようなものも全く無根でもないだろうとの内話があり、なおまた明確な事実が分かりましたならば内報致したいとの約束がありましたような次第で、以上は無根の風説とも思われませんが何分まだ確実な報告を入手しておりません、云々。

以上御心得のために申し進んで置きます。 敬具
明治三十年四月二十三日
外務大臣 伯爵 大隈重信 印
在朝鮮 弁理公使 加藤増雄 殿




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