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2021年11月25日23:00

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体育会系について(その14)

前回からのつづき。。。

いよいよ、退部を実行することにした
篠崎とシロウ。

朝練後、篠崎と2人で小田先輩に声を掛けた。手(パー)

シロウ「お話したいことがありまして
ちょっとお時間よろしいでしょうか?」

小田先輩「なに?」

シロウ「篠崎と私、留学するので
部活を辞めさせて頂きます」

小田先輩「はあ? 別に辞める必要ないじゃん。
籍を残しておくから留学先から戻ってきたら
また活動すればいい」

シロウ「これから留学に向けての
TOEFLの勉強もしなければならないので
部活を続けると時間が足りないんです」

小田先輩「まあ、話は分かったよ。
まずは1年生で話合ってからだな。
後藤に召集掛けるように言っておくから」

篠崎「そういう時間ももったいないんです、
TOEFLで点数取れないと
大学に入る前からの目標だった留学が
できないんです」

実はTOEFLの必要点はそんなに高くなく、
割と余裕なのだが、篠崎は厳しいことを大袈裟にアピール。

小田先輩「だめだ、ちゃんと手順をふまないと
認められない」

シロウ「分かりました」

そして後日、1年生が集まった。

シロウ「もう知ってるとは思うけど、
俺と篠崎、留学するんで
退部することにした。
今までありがとう。」

後藤「留学するのは勝手だけど、
部活はギリギリまで続けて
戻ってきたら復帰しろよ」

篠崎「TOEFLで点数取れないと
留学できなんだよ。
勉強時間が足りない。
朝練とかもしてる余裕なんかない。
だから辞める。今日は話し合いじゃなくて
その報告。」

沼田「TOEFLそんなに難しくないだろう?」

シロウ「いや、俺英語苦手だから、
現状だとヤバい。
もし落ちたらお前ら責任取れんの?」

(↑実際は全然ヤバくないけど)

篠崎「俺はそもそも留学するために
この大学選んだんだしな。
部活より大切なんだよ。」

いつも通り、反対するのは後藤と沼田だけで
他のやつらはただいるだけ。

結局、シロウと篠崎が押し切って
1年生には辞めることを認めさせた。OK
元々「シロウは辞めそうだな」と思われてたのか
想定よりもすんなりいった。

その翌日、後藤が2年に結果報告し、
2年生から篠崎とシロウが呼び出された。

「留学する」ことを2年生全員の前で説明。
「感想文書き直しで椅子蹴っ飛ばし事件」の時から
2年生からはシロウは「問題児」扱いされていたおかげで
あっさりと承認された。OK
2年生はシロウが辞めることでホッとしていたのかもしれん。

http://thaiikukaikei.blog20.fc2.com/blog-entry-1202.html
↑「椅子蹴っ飛ばし事件」はこちら

本来は、3年生へ1人1人アポ取って1軒1軒説明に
回らないといけないのだが、
事情を考慮してなのか、なんなのか分からないが免除され、
3年生の工藤部長の下宿先へ説明しに行くだけですんだ。
工藤部長も形だけは篠崎とシロウを引き留めたのだが、
最後には「日本に帰ってきて、またバドミントンやりたくなったら
いつでも戻ってきていいからな。
まずは目標に向かって勉強がんばれよ」と
気持ちよく認めてくれた。指でOK

こうして晴れてシロウは自由の身になった。富士山

フォト


つづく。。。
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