gallery元町案内 山本茜個展 「生きとし生けるもの」
実家で犬を飼っていた。
犬を飼うということは、散歩がセットである。我が家では朝に散歩をしていたので、たとえ眠くとも尻尾をブンブン振って喜ぶ犬と、散歩をしたのは良い思い出だ。犬も家族の一員であるという「暮らし」があった。
コロナ禍で犬や猫を飼う家庭が増えたと言われてる一方、手放す家庭も増えたらしい。犬や猫を買うのは簡単だが、最期まで飼うのは難しい、、、。現在日本の犬猫の殺処分数は、年間約3.3万頭だが、30年前の100万頭に比べたらかなりの減少傾向にある。しかし世界的に見るとどうなのか？そして、犬猫を描きながら3種類に分けられると思った。
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これら環境の違いはあれど、皆、一所懸命に生きていると思えた。
さて人間はどうか？
かつてのホロコーストは言うに及ばずだが、DVや差別、各種ハラスメント、、、これが一緒に「暮らす」人間のすることか？一緒に「暮らす」とは、同じ住居に住むものだけを指さない。この時代、この時空に生まれたもの「全て一緒に暮らしている」と、私は捉えている。
例え不平等な世の中であっても、人間には尊厳がある。
例え孤独であっても、ひとりひとりは優しいはずである。
ひるがえって犬や猫も同じなのではあるまいか？つまり、犬や猫を描きながら、様々な人間(の一部)を描いたつもりである。
あらゆる人間も動物も、健気に生きている。どんな境遇であろうと、この生命を全うしようと、皆、一所懸命に生きているのだ。
だから【生きとし生けるもの】よ、共に幸あれ！
山本茜個
会場:gallery元町
JR石川町駅南口より徒歩5分
会期
２０２１年１１月２２日 (月)〜１１月２８日 (日)
１１時００分〜１９時００分 最終日１７時００分まで
作品画像はギャラリーホームページ・フェイスブック（ギャラリー元町）・ツイッターでも閲覧できます。
https://group-rough.net/g-motomachi/ （２０２１ １１月変更）
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gallery元町 横浜中区元町５−２１６ ０４５−６６３−７５６５
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