気分一つ

いろいろある


いろいろあった自分なりに


そして太々しく生き延びている


人生53年のそれなりの経験


頼んでもないのに次々と


彷徨っている暇も少なく


堂々巡りをしながらも


匍匐前進厭わない


3歩進んで元の木阿弥


双六ならとっくに敗者



それでも、仕事、生活、旅に出て


今はまた、こうして京都にいる


そのうち、北海道にもいるだろう


拙者、生まれは東京端っこの西東京


30年はそこで暮らし


30年から23年は関東地方と北海道



小さな地球の小さな島国


小さい器の輩にはまずまずの広さなり


小さな中で小さいながらに右往左往


それを経験と言えるのか


それでも経験と称して胸を張り


大した経験とも言い切れず、意気消沈


何度も這い上がるところは、良しとして


明日は何をしようと企んで


不安と不満をぬぐい切れず


それでも気分一新に何かする


いたたまれなく旅に出る


旅と言っても小さな島国巡り


それでも、少しは気が晴れるし


それでも、未来を見つめる勇気が湧いてくる