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2021年11月18日17:31

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当たり前

この言葉を死語にしようとする方々が一定数いらっしゃるのですが、恐らく、そうした方々の不断の努力の結果、「生き辛い」のは異常な事という考え方が定着したようです。
ここ数年、そこかしこで「生き辛い」という言葉が飛び交っているわけですが、生き辛くて当然なんですよね。
それが生きると言う事なのですから。

そもそも、思い通りにならない世の中で、何かと苦労が絶えず、生きるって辛いのよねという嘆きを緩和するために、様々な宗教があり、救いの言葉が用意されているわけです。

仏教では「四苦」という言葉があり、生老病死の四つの思い通りにならない大きな苦難がありますよと言っているわけです。
その四苦を起点に、人生の苦難を説き、それらを乗り越え生きていくための様々な事を伝えているわけです。

お釈迦様のお話ですから、世の中が生き辛いのは昨日今日始まった話ではなく、わざわざ、その話を残したという事は、それ以前から、そういう世の中だったという話なわけですよ。

言ってしまえば、生き辛いのは当然の話で、それが普通の状態なわけです。

それが嫌なら、何とかしなさいという話しで、受け入れて消化するのも手でしょうし、そんな事出来ないと思うのであれば、改善策を考え実行するのが、生きると言う事なんですよ。

ですから、正直な話、私は「生き辛い」という感覚がさっぱり理解できないんですよね。
当たり前の事で受け入れ有れないのであれば、受け入れる形に変えるのが当たり前だと思って生きてきていますので、生き辛いんですなど誰かに行ったことも無く、脳裏によぎった瞬間に、打開策、対応策に思考が向くので、それで悩んでいる暇すら無いんですよ。
では生き辛いって、どういう状態??と改めて考えるわけですが、それが当たり前なので、何に悩まなければならないのかさっぱりなんですよね。
なので、その反対を考えれば、答えが出るだろうと思ったのですが、それもまた難しく、反対となれば「生き易い」という事になるわけですが、行き易いってどういう状態?とw

何の苦労も無く、思い通りに過ごせる生き方が行き易いという事なのでしょうかね?

では、その反対の状態は?となれば、苦労があり、思い通りに過ごせないという事になるわけですが、それって極当たり前の普通の人生の話ですよね。
それらの苦労を乗り越えるのが人生で、思い通りにならない事をわずかでも思い通りにするのが、生きると言う事なのではありませんかね。

「男らしさ」についての意識調査の結果との事ですが、そもそもの男らしさって何?という事が理解されているのかという疑問もあるわけです。
巷で言われているのは、「男らしさ」ではなく男らしさの表現方法の一つでしか過ぎないわけですよね。
やれ、人前で涙を見せてはならない、弱音や愚痴を吐いてはならない、力強くなければならないとか。
これって男らしいのか?と思ってしまうわけですよ。
男らしさとは、

弱気を助け、強気を挫く

そういう行動の事ですよ?
その為にどのような行動を取るのか?という話が、泣かない、愚痴らない、マッチョという行動になっているだけの話なんですよ。
力強くなって、ではその力強さで何するの?という話ですし、人前で泣く事を我慢し、何をするの?とか、弱音や愚痴を吐かずに何をするの?という話ですよね。
泣くのを我慢し、愚痴を我慢し、そのストレスの捌け口に、弱者をいたぶるような事になったら、それは男らしい行動なの?という話になるわけですよ。

弱者を助け、強気を挫くため、肉体を鍛え、精神を鍛え、人の悩みを聞き、相談事に答えられるよう知識を得て知恵を鍛えるわけですよ。
泣く事が男らしくないのではなく、泣いて足を止めるのが、男らしくない行為なんですよ?力強くとも、その力の向け先が弱者であれば、本末転倒ですよね。

そう言う事を踏まえての調査結果なのでしょうかね?と思ってしまうわけです。

>>最近は男性のほうが女性よりも生きづらくなってきている

この質問が、既に意識の誘導だと思うんですよね。
二択問題は、容易に人の思考を誘導できたりするんですよね。
そもそも世の中は生き辛くて当たり前で、少なからず生き辛さを感じて生きているわけですよ。
そういう中で、あなたの方がより辛いでしょ?と問われ、「男らしさ」の本質ではなく枝葉しか知らなければ、自分を弱者にした方が楽なのですから、男の方が生き辛いと答えますよね。
その人数が、約5割居たというだけの話なんです。

生き辛いのは当たり前となれば、少しでも楽は語弊がありますが、何某かの工夫をしようと考えるだろうと思うんですよね。
実際、生き辛いかどうかは無自覚であっても、ストレスに感じる部分を何とかして生きている人は大勢いるわけですから。
これが、普通という生き方があって、生き辛いと感じるのは、それ以下だからという話しになると、その原因を外に求めて誰かに解決してもらおうと言う話になるのではありませんかね。
それが、歪められた男らしさを求められる部分であるとか、家事育児の応分負担であるとかになっているのでは?
一部の女性の発言は如何なものかと思わなくもありませんが、フルタイムで外で働く事については、女性にとっては負担増になるわけですよ。
その増加した負担の軽減の為、女性が負担していた家事育児を男性にも負担して欲しいという話なのですから、女性よりも生き辛いという話ではありませんよね。
1年間お腹に子供を抱え、鼻の穴からスイカを出す痛みに耐え子を産むのは女性でしょ?
そもそも、役割が違うのですから、比較すること自体がナンセンスなんですよね。

>>最近は男性のほうが女性よりも生きづらくなってきている

これに答える時点で、「男らしくない」行為なのではありませんかね?
比較対照する話じゃないと思うので、答えませんと拒否してこその男なのでは?

家事育児の負担で「生き辛い」と思うのなら、専業主婦をしてくれる女性を探して結婚し、家族を養えるだけの稼ぎをすれば解決する話なのでは?
それすら出来ずに、生き辛いって何?と思ってしまうわけです。

生き辛いのは当たり前。
皆、それなりに生き辛い世の中なので、自分が頑張って変えて行く。

そういう考え方にシフトしないと、生きる意味が見いだせないのではありませんかね。



■「最近は女性より生きづらい」と5割が回答 電通総研の男性意識調査
(朝日新聞デジタル - 11月16日 12:06)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6742192

 「男らしさ」をめぐり電通総研が男性の意識を調べたところ、約半数が「最近は男性の方が女性よりも生きづらい」と回答した。男性が家事をすることには、若い世代ほど消極的だった。ジェンダー平等を促す19日の国際男性デーを前に、同社が公表した。


 調査は8〜9月、全国の男性3千人にインターネットで実施。18〜30歳、31〜50歳、51〜70歳の年代別にまとめた。


 「最近は男性のほうが女性よりも生きづらくなってきている」は、いずれの年代も約5割が「そう思う」と答え、世代間での隔たりはなかった。「自分が抱える心配や不安、問題についてたくさん話す男性は、真に尊敬されるべきではない」かどうかは、「そう思う」と答えた51〜70歳は42%で、31〜50歳は34%、18〜30歳は35%だった。



 「男の子が料理や裁縫、掃除、子守の仕方を教わるのは、よいことではない」との設問に「そう思う」と答えた人は18〜30歳で24%、31〜50歳で16%、51〜70歳で11%。「男性は家事をしなくてもいい」に「そう思う」は18〜30歳で16%、31〜50歳で11%、51〜70歳で9%だった。


 調査にあたった電通総研の中川紗佑里氏は「半数の男性が生きづらさの高まりを感じているのは、ジェンダー平等への意識の高まりとともに男性優位の状況が変わり、男性自身も変化しなければならないという不安が背景にあるのだろう」と分析。「若い世代で家事や育児について消極的な考えが多いのは、家庭内外で男性も家事をすべきであるという風潮が高まっており、『これ以上は必要ない』と考えているからではないか」と話した。(土居新平)


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