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2021年11月18日14:36

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Webの横書きは、情緒の話は関係ないだろ?

縦スクロールが基本のWebに縦書きなんて見辛いだけですよね。
だから横書きなんですよ。

日本語文化に横書きの波って、何処かの山奥に何十年も籠っていのですか???
板書をノートに書き写すのは、基本的には横書きですよね。
小学校1年から、国語以外は、ノートを取るのは横書きですよ?
年賀状くらいは縦書きにしますが、それでも、同級生から届く年賀状は横書きの物も少なくなかったですよ。
手紙も恐らく、私と同世代の方は、横書きが多いのではありませんかね?
40年以上横書きにならされてきたわけで、今更、横書きの波と言われても、何言ってるの??と思ってしまうわけです。

社会人になって以降も、会社の書類関係のフォーマットは、基本的には横書きですよね。
社会人になって縦書きの書類を提出したのは、退職届くらいですよ。

小説を取り扱っている部門に、縦書き横書きの話を聞くのもナンセンスですよね。
ご本人がお答えになっている通り、日本語は、縦書きに適するように進化してきた文字なのですから、縦書きの方が美しいわけですよ。
小説を縦書きにする根拠がな無く趣味の領域的な話をしていますが、縦書きにする根拠はあるわけです。
根拠は?というと、「固視」という状況があり、読む速度は横の方が、視線が動かしやすいので早いそうです。ですが、縦書きにすると、注意深く見るという状況が発生し、書かれている内容が頭に入りやすく、誤読し辛いそうです。

縦書き横書きは、既に何十年も前から日常的に使われているわけで、恐らくその歴史は、筆記用具が筆からペンに代わって以降なのではありませんかね?

縦書きにすると、書いた文字の上を掌が通るので、手が汚れ、文字がかすれるんですよね。
筆の場合、文字に手が触れないような持ち方をして書くので問題にならなかったのでしょうけど。
横書きの際、左利きが抱える問題を縦書きでは右利きが抱えるわけですよ。

手早く書き写す必要あある場合、インクが乾くまで待つ必要が無い横書きは、必然だったのではありませんかね?

ですから、日本語の横書きは、波ではなく、既に日本語文化に根付いた文章の書き方の一つの形態だと言えるわけです。
活字になった際は、

素早く内容を把握させるための資料は、横書き
文章を読ませる。あるいは、理解を深めて欲しい文章は、縦書き

と、使い分けられてきたのではないのでしょうかね。

>>金閣寺の紹介も横書きはあり得ません

と、答えられている竹内さんは、まともに取り合う気も無かったのでは?と。
横書きにして出版する予定は無いのかという問いには、

>>今のところ考えにくいですね。現実に金閣寺とかが存在しているので

との事。
押し寄せる横書きの波と書いていますが、既に一周回って住み分けが出来た状態が今なのではありませんかね。




■本は縦書き、ネットは横書き…日本語文化に押し寄せる横書きの波 リテラシーの継承のカギを握るのは“団塊ジュニア”
(AERA dot. - 11月17日 08:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6743175

 縦でも横でも読める日本語。ネットは横書きが主流ですが、紙の世界では、縦書きも健在です。そこには、たくさんのこだわりが詰まっていました。AERA2021年11月22日号の記事を紹介する。


*  *  *


 パソコンやスマートフォンの画面で見る文字は横書きばかり。いつの間にか、縦書きで読み書きする機会はめっきり減り、「横書き文化」にどっぷりつかるようになった。横書きの蔓延(まんえん)で私たちは何を得て、何を失いつつあるのだろうか。


 縦書きと横書きでは編集の流儀も異なる。本誌も記事をウェブ版の「AERA dot.」に転載する際は横書きだ。どんな点に気をくばっているのか。担当編集者に聞くと、ざっとこんなポイントを挙げた。


 縦書きの全角数字を、横書きで半角に変換するのは必須だ。例えば、縦組みの「99・9%」は横組みで「99.9%」と小数点の表記も変える。改行は縦書きだと1字下げるが、横書きは1行空けるのがメジャーという。この方が画面で見た目にきれいに収まるからだ。


 他誌の編集のプロにも聞いてみよう。



 海外旅行のバイブル「地球の歩き方」(学研プラス)シリーズは、すべて横書きだ。その理由は明白です、と宮田崇編集長(44)は言う。


「欧文などの現地語やカタカナ表記が多いため、横書きのほうがストレスなく読めます」


 地球の歩き方はページ数が多いのも特徴だが、息苦しさは感じない。欄外データや写真、イラストが豊富に盛り込まれ、好きなときに気になる情報だけチェックする「つまみ食い」の感覚で読める。これも横書きの効果なのかもしれない。


■レイアウトで印象激変


 だが、レイアウトでイメージは一変する。1979年発行のアメリカ編とヨーロッパ編の初版本を見せてくれた。写真やデータは少なめで、横書きの文字が幅いっぱいに詰まっている。読むのに相当の覚悟が必要だ。



 カラフルでポップな現在の体裁に進化する過程で参考にしたのは、学習参考書のレイアウトだという。最近はURLの掲載も増え「海外旅行のガイドブックに横書き以外の選択肢はないはずです」と宮田さんは言う。



 国内旅行は様相が異なる。横書きと縦書きを混在させているのが、昭文社の「まっぷる」だ。


 横書きの本は、左上から右下に読み進める「左起こし」で文字を配置する。このため、読み進める際に左側にページをめくっていく「左開き」が基本だ。


 ところが、まっぷるはほとんどが「右開き」。広報担当の竹内渉さん(52)が理由を説明する。


「縦書きが含まれる以上、左開きはNG。右開きを選択せざるを得ません」


 ではなぜ、縦書きにこだわるのか。



「『旅情をかき立てる』という目的からすると、縦書きのほうが誌面の構成上、落ち着いた雰囲気を作りやすいんです。五・七・五の短歌の横書きはあり得ない。金閣寺の紹介も横書きはあり得ません」(竹内さん)


 伝統的な観光スポットを紹介するまっぷるは、縦書きで「和のテイスト」を醸すのが不可欠なのだ。ただ、アクセス情報や問い合わせ先は洋数字やアルファベットで記述する必要があり、横書きも混じるという。


■押し寄せる横書きの波


 竹内さんによると、国内旅行のガイドブックはかつて、縦書きがメインのケースもあったという。


「識者が長めの読み物ふうの文章で定番の観光スポットを紹介していました。デジタルカメラが普及する前は写真の掲載も少なく、グルメスポットの紹介もデータより読み物主体で、すべて縦書きでも違和感はありませんでした」(同)



 そんな中、スポットと写真を大判で見せる“ニューフェース”として誕生したのが、89年創刊のまっぷるだった。とはいえ、右開きのまっぷるも横書きのページが増えている。全編を横書き、左開きに刷新する予定はないのか、と失礼な質問をしたところ、竹内さんはこう即答した。


「今のところ考えにくいですね。現実に金閣寺とかが存在しているので」


 だが、ウェブ版は? 聞くと、すべて横書きだという。


「紙の場合、情緒感は絶対譲れませんが、ウェブ版は別物と割り切っています。記事分量の制約がないウェブのメリットを生かし、最新トレンドなどの付加情報を増やしています」(同)



 まっぷるの“縦横混在スタイル”は今後も継続されるのか。竹内さんは「読み手のリテラシーにかかっている」と言う。



「地図やガイドブックの編集で、特にこだわっているのはフォントです。縦書きと横書きでも異なるし、同じページでも使い分けています。これを間違うと、先輩編集者にすごく怒られました。しかし、そういうリテラシーが次世代にはほとんど継承されていません。縦書き、横書きの使い分けも、そこに込められた意図が読者に伝わらなければ、私たちのやっていることは無意味になります」


■“団塊ジュニア”が鍵


「違いの分かる読者」は団塊ジュニアより上の世代だという。


「団塊ジュニアの方たちが引退して旅行もしない年齢になると、今の体裁は維持できなくなるかもしれませんね」。竹内さんは少し寂しげに、そうつぶやいた。


「縦書きでつづられた明朝体活字の美しさや、文庫本のクリーム色がかった紙に昔ながらの明朝体で印刷されている縦書きの文字を読むのは、至福のひと時です」



 こう話すのは日本語のスペシャリスト、三省堂国語辞典編集委員の飯間浩明さん(54)だ。


 日本語の文字はもともと下に続くように書かれている。行書や草書など書道の文字も縦書きを前提に、続け字でつづる「連綿」という書法が用いられる。


「もともと縦だったものを横にするのには、かなり違和感があって。私の内部には、縦書きの血が流れている気がするんですけれども。ただ、これは何ら論理的に正当化できない趣味の問題なんです」


 そう言いながら、飯間さんは横書きのメリットを次々と挙げた。その一つが、顔文字や絵文字を自由に配置できることだ。


「顔文字を縦で組むと顔が崩れて意味をなさなくなる。アルファベットと同じことが起こるわけです。逆に言うと、横書きなら顔文字や絵文字が使える。文末に配しても、下のほうに偏らないメリットもあります。顔文字・絵文字文化=横書き文化ということですね」




 これは個人的な印象かもしれませんが、と断ったうえで、飯間さんは横書きの心理面のメリットも挙げた。


「文章を書きたくないとき、横組みのほうが書けてしまうんです。縦書きで文章を書くときはいかにも、『さあこれから本を書くぞ』という感じになって身構えちゃう。横書きだと、アイデアをそのままダラダラ書くような感じで、心理的なハードルが下がるんです」


■横書きは気を張らない


 メールやSNSも横書きだから気を張らずに言葉を連ねることができるのかもしれない。横書きにはコミュニケーションを円滑にする効果もありそうだ。


 飯間さんは、「青空文庫」のアプリで近代文学などをスマートフォンで読む習慣があるという。こうしたアプリは設定を変えれば、横書きでも読める。



「例えば、夏目漱石の作品が横書きだと相当な違和感がありますが、スマホで読む場合、横幅が短いので目を大きく左右に動かさなくても楽に読めます。改行の後ろのスペースもあまり気にならない。こっちのほうが読みやすい、という意見があってもおかしくないと思います」(飯間さん)


 日本語は縦書きも横書きも使える稀有(けう)な言語だ。しかし、縦書きは出版文化にかろうじて守られているのが実情といえる。


「個人的には縦でも書ける余地は残しておいてほしいと思います。しかし、紙の刊行物は読まれにくくなっていますから、小説や新聞もいつの間にかすべて横書きになっていた、ということもあり得るでしょう」(同)


 横書き化が進めば表現の可能性も広がるのでは、と肯定的に捉える飯間さんは、こうも言う。


「とはいえ、今度のお前の本は横書きで出版すると言われると、『待ってください』と言うと思います。自分の本は情感に浸りながら読んでほしい。深く共感してほしいときに縦書きを求めるのかもしれません」


(編集部・渡辺豪)

※AERA 2021年11月22日号



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