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2021年11月12日23:21

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回鍋肉の脇役たち

 涼しくなってきたのでキャベツを玉買いした。1枚ずつむいて使えば、刃の入ってない葉はかなり日持ちする。
 毎日千切りサラダも飽きるので、回鍋肉を作ってみようと思い立った。回鍋肉初心者なのでグリコの「バランス食堂」を買ってみた。袋に書かれた用意する材料は豚肉とキャベツだけ。何とも潔い。回鍋肉って「豚肉とキャベツの味噌炒め」だよね。だからまあそれだけで成立するのだろう。手軽さ優先という意味ではアリだしむしろありがたい。
https://www.glico.com/jp/product/food_curry/balanceshokudou/29005/
 店で食う回鍋肉には長ネギとか人参とか入っていた気がする。最初からアレンジとかしたがるのは料理下手の証とは知りつつも、せめて長ネギぐらいは入れたい。とて1本買い。
 食っちまった後でこれを書こうとして改めて袋を見たら「にんじん入り」とある。正直、気づかなかった。みじん切りの「何か」が入っているのは気づいたが、袋の画像の人参とは似ても似つかない。

 用意するのは「豚こま180g」と「キャベツ1/8個」て…どんぐらいだよ。150gともあるがうちにはハカリもない。とりあえず3枚ばかり刻んだ。肉は安かったのでロース切り落とし。バラは売り切れていた。
 説明では最初にフライパンに油を入れるとあるがテフロンもどきなので肉の脂身の油だけでいい事にする。中火で肉に火を通してからキャベツを投入とある。まぁキャベツは生で食っても実害ないしな。とか油断して、まだ肉に少しピンクが残る状態でキャベツを投入してしまった。肉にしっかり火が通ってからだとキャベツに火が通るまでに肉が硬くなるんじゃないかと思って。しかし大量に投入されたキャベツの水分で強火でもフライパンの温度が下がる。やはりキャベツ投入前に肉に火を通すというのは理由があったのか。まあ何事も勉強だ。
 中華屋の回鍋肉はキャベツがシャキっとしていたが自分で作るとシナシナになる。キャベツの葉の外側の薄い部分から厚い芯の部分まで使うせいだろうか。

 味はまあまあ。イメージした味とはかなり違うが、味噌には様々な個性があるから、これはこういう物と納得するしかない。色はやたら淡い。回鍋肉つてもっと濃い茶色のイメージがあったのだが。しかし味はむしろ濃い。キャベツもっと入れてもよかったのかな。「3人前」とあったので完成した回鍋肉の半分は保存容器に入れたが、確かに3人前には見えない量だった。この倍ぐらいキャベツでもいいのかも知れない。フライパンが小さいので無理だけど。結果当家ではこのぐらいが落とし所のようだ。タレの色が淡くて、長ネギも根っこ側から切ったので全体にやたら「白い」回鍋肉になった。味覚より視覚的にちょっと寂しい(苦笑)。
 そこそこうまかったけど、どうにもイメージと違うので多分リピートはしない。これなら味噌味の焼肉のタレでいいと思う。それなら1回分150円もかからない。
 ぶっちゃけ、「豚肉とキャベツの味噌炒め」たる回鍋肉は豚肉とキャベツさえあれば成立すると確認できたのは収穫だった。キャベツは玉買いすると食いでがあるな。その他の脇役たちはそれこそオプションだな。逆に何が入ると回鍋肉でなくなるか興味あるな。今度はブナシメジでも入れてみるか。

 材料費400円程。2食食えれば1食あたり200円。自炊だと安く上がるなあ。
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