男も女も、異性の体臭が好き。
男が女の髪や地肌の匂い、さらには下着を嗅いだり被って恍惚とするなど枚挙がない。
女も男の脱いだ服の匂いを好み、下着の匂いから陰部の体臭まで好きな人は好きだったりする。
男女ともに発汗機関からフェロモンが出ているからといい、体臭を嗅いで性欲を掻き立てられるのは、人間だけではなく動物の本能ともいえるだろう。
しかし、男女の違いと言えば、脳から「女性を追いかけろ」というホルモン物質が出るという男は、女性であれば不特定でもその臭いに興奮する身体的な傾向があるが、女性は「特定の相手」に限られ、体臭でなくともタバコなどの匂いでも「その人を思い出す」という精神的な傾向がある。
小泉八雲の「おしどり」でもあるように、番(つがい)のくじらも先にメスを撃つとオスは逃げるが、オスを撃つとメスはそのまわりを離れず両方捕れるという。それだけメスは「情の生き物」だったりする。
植物の世界でも、雄花は種を広く撒くことで生涯を終え、雌花はその種を身に受けて、その場で次世代に託して生涯を終える。
どんなに時代を経て、どんなに進化しても、それぞれに引き継ぐ身体の機能に加え、精神性も引き継がれるものかもしれない。
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