かつては、11月1日~3日が遠州森の祭りと固定されていた。少なくとも私が高校を
卒業するまでは固定されていました。ここ、2年間は祭りの行事は、コロナ禍によって、
神事のみを行うだけで、屋台の曳き回しは一切なしでした。今年も当初は神事のみ挙行。
という方針でしたが、ここへきてコロナ感染が下火となり、一部の町内で屋台の曳き回し
を自町内に限定して行う町内もあるようです。果たしてどこまで厳守出来るやらですが。
旧森町には、14台の屋台があります。それぞれ、彫り物を飾り、太鼓をしつらえて、
手木には数人の若衆が曳き手として、祭り囃子のリズムに合わせて、引き回し練り歩き
ます。3日の夜、屋台小屋に納めるために、お囃子の音色も「雨ん垂れ」の悲し気な曲
となります。頭取衆が早く屋台を格納して、格納完了報告を祭典本部に報告せねばと、
焦る中、若衆は半分閉まりかけた小屋の戸を開いて、再び外に曳きだして頭取をやきも
きさせて、という演出を見せながら、3日の夜が終わったものでした。
ログインしてコメントを確認・投稿する