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2021年11月01日22:24

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総選挙2021

総選挙について書くのは4年ぶりですね。長く利用しているけど、活用はしていないmixiですが、ここだけの繋がりがあるので切るに切れないんですよね。

キャリアメールもそうですけど、今はSNSやWEB無料メールが主流なので使わないと言えば使わないんですが、クレジットやら銀行やらの様々なサービスでキャリアメールを登録しており、その変更は非常に面倒な上に、何に使用したのかも分からないケースも多々あります。未だに年一ペースでこちらに連絡をくれるお客さんもいますし、切るに切れなくて困っているのですよ。




話が逸れましたが、総選挙の話をしたいと思います。まず思ったのは『もうマスコミは信用できない』って事ですね。今までもヤバイヤバイと事ある毎に申し上げてきましたが、さすがにここまで事実を捻じ曲げるような報道には、信用しろという方が無理があります。

例えば、事前予測ではテレビも新聞も『自民党の単独過半数は厳しい』『立憲民主党は横ばいから微増』と報じていました。そして午後8時の投票終了直後に速報で流れたのは『自公で過半数獲得の見通し、自民は単独過半数はぎりぎり』『立民は議席を増やす勢い』でした。

しかし、結果はどうでしょう。自公は過半数どころか改選前議席をほぼ維持する293議席、自民単独で絶対安定多数の261議席を獲得しました。自民は岸田政権ができる前から次の総選挙では30〜40議席は落とすというのが多くの専門家の一致した意見でしたが、終わってみれば15議席減に抑え、予測とは約30議席も差が生まれました。


一方、立民は『立憲共産党』と揶揄されて、議席増どころか13もの議席を失いました。積み増しするどころか党首をはじめ幹部が軒並み苦戦を強いられ、あの辻本議員は『(小選挙区の)他候補は眼中にない』と余裕綽々の発言をしたものの、比例復活すらなく議員に戻る事はできないなど思った以上に逆風が吹いていました。それにも関わらず、8時の時点で各テレビ局は110議席前後、NHKは99〜141議席、フジは130議席と予測しており、結果は真逆の約20議席減となりました。


これは事前の予測が、報道機関でありながら恣意性の介入を大いに許した結果であり、出口調査をはじめ、いかに自分達の願望込みの報道をしていたか分かるってもんです。※あくまで個人的な感想ですが。

さらに、翌月曜日の朝刊では『自民後退 過半数は維持』『自民堅調 有権者の不満なお』などが一面にドカンと掲載されています。締め切りの問題はあるにせよ、安定多数を超え絶対安定多数をうかがう議席を獲得していると同じ紙面で報じておきながら『後退』とはこれいかに?

そもそも改選前の305議席が既に目一杯の議席という解説もせず、そこから15議席減っただけで『後退』ですか?日本語として間違ってないけど、報道機関としては間違いではないでしょうか。橋下徹氏が朝の番組で「永田町の感覚と国民の感覚が違う」「メディアの方の感覚の方が狂っていた」「自民は負けたと報じた往生際の悪い新聞があったが、明らかに大勝だ」と述べていましたが、全くその通りだと思います。最終的には有権者が自公政権を推した結果がコレですから。

そりゃね、与党の面々に問題が無いわけじゃないですよ?でも、野党も同じくらい問題があるじゃないですか。しかもそれについては報道せず、ネット上で動画付きでバラされて炎上しても知らん振りなんて大手報道機関の面子丸つぶれですよ。もう自分達は信用されない報道機関なんだって自戒する時期じゃないですかね。





と、ここまでメディアはいい加減、反省しろと申し上げてきましたが、どうせJRAよろしく、自浄作用はまず働かないメディア界隈ですから、メディア批判はここまでにして、個人的な感想に行きましょう。



まず、パッと見て思ったのは自民の完勝、作戦勝ちって事でしょうか。総選挙直前の総裁選から電撃総選挙で、自民党だけ事実上2ヵ月近く選挙戦をしていた事になりますからね。新政権も短期の陣営とは言え、失敗と言われるような面々であり、はやり病も相まって逆風は逆風でしたよ。でも261議席でしょ?この逆風で261ってスゴくないですか。公明も相変わらず堅調でしたし、完全に国民の信任を得たと言っていいでしょう。


一方の野党は、まず立憲が96議席も取るのかと思いました。正直、何一つまともな事をしてこなかった政党で、かつ旧民主党の幹部が現幹部や重鎮に勢ぞろいしているにも関わらず「旧民主党とは政党が違うから当時の責任は我々には無い」と言ってしまう無責任政党で、さらにはやり病が始まってからも揚げ足取りを繰り返して散々バカにされ、自らの問題には処分、説明をせずに逃げ回る政党ですから、もっと落ちると思ってました。※あくまで個人的な感想ですが。

それに危機感を覚えたのか共産党と手を組んだのに、選挙で「我々は共産党とは違うし、手を組まない」とか暗に言い出すところがスゴイですよね。空気を読まないというか、作戦ガン無視というか。まぁ負けるべくして負けた感じでしょうか。


それから維新の躍進には驚きました。大阪だけのローカル政党と思われていましたが、万年野党の面々に比べたらはるかに自公寄りですし、橋下色が抜けてもしっかりと意見を主張する橋下イズムが評価されたのかなと思います。公明に変わる連立相手にもなりうる規模ですし、自公維の3党連立になれば改憲が現実味を帯びてきます。松井代表が政界引退を表明したことで新陳代謝を活発になりますし、慢心せずに来年の参院選に臨んで欲しいですね。



続いて小選挙区を見ていきます。地元がある東京18区は全国屈指の注目選挙区となっていました。何が何でも菅直人を落とせとばかりに、自民は大物を送り込んできたようで大接戦でしたね。長島議員は給付金の再支給を党本部に掛け合ったり、防衛副大臣として尖閣諸島問題などに取り組んできており、日本国民にとって直接間接問わずに動いた実績がありました。

日付が変わる頃まで当確が出ず、先に開票が終わった府中、小金井の合計ではわずか94票差でしたが長島氏が勝っていたのですがね。長老の支持層は厚かったです。地元の知人は悔しがってましたね。残念です。



次は大物の落選でしょうか。ざっと並べると、

岩手3区の小沢一郎 元民主党代表(比例復活)
千葉8区の桜田義孝 元五輪担当大臣(比例復活)
東京1区の海江田万里 元民主党代表(比例復活)
東京8区の石原伸晃 元自民幹事長
神奈川13区の甘利明 自民幹事長(比例復活)
大坂10区の辻元清美 立民副代表
大坂11区の平野博文 立民代表代行
香川1区の平井卓也 元デジタル大臣(比例復活)
熊本2区の野田毅 元自治大臣

大臣や幹事長、代表クラスがこんなに落ちるのも珍しいですし、それが与野党問わず起こっている点が目を引きます。ネット社会によって有権者が情報を得やすくなったのも投票行動に影響しているでしょう。なお、自民の現職幹事長が小選挙区で落選するのは初めての事らしいですね。幹事長は選挙を取り仕切る立場ですから、辞任は避けられないと思いますが、自分が選んだ選挙の責任者が小選挙区で落選したのですから、岸田総理にも責任はあると思います。


それから気になったのが、新潟5区でパパ活をしておいて恋愛だったが違法性の余地があると言い放った米山隆一氏が当選しました。夫人の室井佑月氏はネットで散々叩かれる作家さんですし、夫婦揃って大丈夫か?と思わずにはいられませんでしたけど・・・


宮城5区では元タレントの森下千里氏が立民国対委員長の安住淳氏相手に奮闘しましたが、2万票の差をつけられて敗戦。しかし、安住王国のこの選挙区では誰が出ても泡沫候補と言われており、その中で2万票まで追い詰めたわけですから新人としては大変素晴らしい戦いだったと思います。辻立ちクイーンとか呼ばれてましたが、落選しても有権者に挨拶すらしない、政策はこれから勉強すると言い放つ立民の元アイドルや、比例で当選させてもらった同党の元アイドル歌手とは大違いで、次に繋がる選挙だったと思います。気の強い人ですが低姿勢ですし、真面目に政治家を目指すのなら三原じゅん子のようになれるかもしれません。


あとは静岡5区の細野豪志氏が圧勝しました。旧民主党政権において環境大臣などを歴任し、幹事長まで務めた人ですが、民進党時代に共産党との共闘路線に反対して離党し、希望の党に参加したものの、そこが民進党の一派と合流して国民民主党を結党したため、それに参加せず、以後無所属として活動しています。

ただ、無所属ながら自民党の二階派に所属しており、同じ道を歩んできた東京18区の長島昭久議員のように自民党入りも視野に入れているようです。二階派に嫌悪感がある人もいると思いますが、国防に関してはしっかりとした意見を持っているように見受けられますので、こうした議員は憲法改正時に必要だと思います。間違った方向に行かなければ応援したいですね。


ちょっと驚いたのが民進党で幹事長代理まで務めた岐阜4区の今井雅人が落選していました。youtubeに上がっている委員会質問などでよく見かけますが、その度に他の立民議員と同じ様な扱いを受けていたのを覚えています。日和見主義のような形でフラフラしているせいか、有権者の覚えは良くなかったようで、返り咲きは難しいかもしれませんね。





次に比例を見てみます。驚いたのが維新の躍進ですね。比例25議席は公明のそれを超えますし、北海道以外の10ブロック全てで議席を獲得したのは見事です。大阪だけでなく、全国で与党、立民、共産以外の受け皿になったようですが、それも当然かもしれません。万年野党のように揚げ足取りに忙しいわけでもなく、悪いもんは悪いと言い、与党に協力できるところは協力し、反対するところは反対する姿勢を明確にしているのですから。※あくまで個人的な感覚です。

今後は、勢力を伸ばすのか、それとも政権に食い込んで政策で勝負するのか、判断を迫られると思いますが、間違っても立民から分裂した一部を引き入れるなど勢力拡大だけを望む形にならないように襟を正すことが重要です。今でも十分、キャスティングボードを握れると思いますからね。


あと、れいわ新撰組が3議席も取るとは思いませんでした。せいぜい、山本太郎氏の1議席だと思っていたのである意味躍進でしょう。参院と合わせて5議席確保しましたから、ポジション的には社民に取って代わった感じでしょうか。

その社民は政党要件を満たせるか否かの大一番でしたが、残念ながら沖縄2区の1議席のみで、比例も得票率2%に届かなかったようです。これで来年の参院選が党の命運を賭けた一戦となる事が確定しました。今回はN党のちょっかい出してきたせいで票がバラけた側面もありますが、来年4議席または得票率2%を取るのは大変厳しい状況でしょう。

N党は野党潰し、もとい社民潰しという面では大変な大仕事をやってのけたと思います。色々言われている立花党首は一方ではとんでもない悪人のように見えますが、反対側から見ると実に真っ当な主張をしている側面もあります。何でもとりあえず反対、正しくても反対の万年野党とは違うところを見せ、票を掘り起こした点は悪くなかったと思います。骨っぽい議員経験者が居ると、受け皿になれそうなんですがね。




まとめると、今回の総選挙は自民の作戦勝ち、維新驚きの躍進、立民当然の信頼低下といった感じになるでしょうか。これで来年の参院選まで岸田内閣は続くでしょうし、後任の幹事長に高市議員を据えようもんなら、大勝も見えてきます。


立民は枝野党首の限界が見えてしまいました。もう随分前から限界だと思ってましたが、旧立民時代から4年ですか・・・何か成果を挙げたのでしょうか。政権取って最初にやる事にモリカケ桜の追求を入れている時点で、野党第一党の党首たるセンスはないと思いますが。まぁ立民議員は、蓮舫、福山、辻元、逢坂、安住などの幹部をはじめ、上から目線だったり、説明したつもりの談話、逃亡癖を直さなければ、有権者の信頼は得られないと思いますね。マスメディアがいなければ追求どころか問題点すら分からないなら、もっと議員としての勉強が必要ではないでしょうか。人の振り見て我が振り直せ、ですよ。


維新も国民も協力するところは協力して、主張するところは主張する立場を明確にすれば立民はすぐに超えられると思います。慢心せずに頑張ってほしいです。






■立憲・辻元氏、維新に敗れ「また一から出直す」 比例復活ならず沈痛
(朝日新聞デジタル - 11月01日 10:14)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6724098

■自民261、絶対安定多数=立民後退、維新3倍増―衆院選、全議席確定【21衆院選】
(時事通信社 - 11月01日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6723985

■枝野立民代表、進退あすまでに判断=衆院選敗北、党内に辞任論【21衆院選】
(時事通信社 - 11月01日 11:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6724129


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