受験番号は不合格で その日 母親が家に何故かいなかった
学校から帰って ガッカリして 来年 再受験頑張るか…と 横になってたら
秋田市役所から 佐々木という生活保護担当者がきた
眼鏡をかけた20代くらいの奴
突然 家の玄関に入ってきて「受験落ちたんだって？どうするんだ？」
と 言うので「来年再受験頑張ります」と答えたら
「生活保護が何いってる 仕事しろ 就職しろ しなかったら 生活保護停止する」
とだけ言ってどっか行った… さて 母親も帰ってこない
どうしようと 学校に役人に生活保護止めると脅迫されたと相談にいくと
担任から
「中学だけ出て就職をしろとか無理だろ お前 身体弱いし
アルバイト なんてない過疎地で見つからんぞ！とりあえず
高校は出とけ 工業系の夜間ならこれから募集だ いけるぞ
授業費も安い そこで頑張れ！ 」 と言われ 夜間に入った
夕飯をタダで食べさせてくれて 夜間なので勉強もわかりやすく
楽しかった ヤンキー沢山いたけど…
そんな状況だったので テストはほとんど満点で
もったいないから 高専受けてみろと 担任に言われた
そのまま受験し受かった… 役所は 再受験するなら生活保護停止すると
言っていたが 今回はやってこなかったので そのまま高専に入学した
夜間は授業料から何から免除だったし勉強もゆっくりだった
高専の授業 1ヶ月で夜間の数学1年分が終わってしまった
高専の授業は難しく一瞬たりと気が抜けない恐怖の授業だた
何とか運良く卒業したが 就職先が 学歴社会で 高専なんて
クズ扱いで 神戸に飛ばされた その年横浜製作所希望者が多く
大学も一流大学の希望者だらけだった 学歴で弾かれたが
1番不況な神戸造船に配属された しかも 機械装置のある鉄構部門という
謎部門… 人生 踏み外すと どこまでもいくというが
まあ クズ社員の集まりで ろくな人材がいない赤字部門
先輩に何を聞いてもわからない やった事ないから知らん ばかりで
図面みて 図面書いて たまに業者さんのデモ見に行ってと 独学放置
エリート大学の同期は 何とか長大橋の現場監督に任命
アメリカの何とかドームに赴任
東京電力の揚水発電建設に配属… 次々と大きな工事に
ベテラン先輩社員下で活躍…
そんな時に 独学放置とか 学歴格差すげえ とか思いながら
図面書いたりしていた。まだパソコンが普及してなくて
手書きだった あ〜次は 設計の下請けにでも出向確定だよねえ
一生図面描き〜書類作成手伝い雑用〜w と その頃は思っていた
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