短期決戦、あす31日審判
10/30(土) 7:58配信 山形新聞 配信より
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dcb39e39d7ac5c19636b5ccd74097bc84e05920 配信より
(写真:山形新聞社)
第49回衆院選は、新型コロナウイルスへの対応や経済政策などを争点に31日、投開票を迎える。衆院解散から5日後の公示という戦後最短の決戦に、有権者の審判が下る。県内3小選挙区に出馬した7候補は最後の追い込みに入り、政策や主張を訴えている。
任期満了の10月21日をまたいだ4年ぶりの総選挙。県内野党勢力は候補者調整や共闘で臨んだ。県1区と県2区は与野党対決の一騎打ち、県3区は三つどもえの構図となっている。
県1区は立憲民主党新人の原田和広(48)、自民党前職の遠藤利明(71)の両候補の戦い。原田候補は野党勢力の結集を呼び掛け、支援労組の運動量を増やし無党派層の取り込みに力を注ぐ。遠藤候補は後援会や支援企業・団体による組織力をフル稼働させ、陣営を引き締めている。
県2区は自民前職の鈴木憲和(39)、国民民主党新人の加藤健一(40)の両候補がしのぎを削る。鈴木候補は態勢強化を図った後援組織を背景に、公明党との連携で支持固めを進めている。加藤候補は徹底した草の根運動を展開し、支援組織との連動を強めて非自民票の取り込みを図る。
県3区は共産党新人の梅木威(62)、無所属新人の阿部ひとみ(60)、自民前職の加藤鮎子(42)の3候補による争い。梅木候補は地元・鶴岡市や酒田市を軸に運動量を増やし、政権批判票の獲得を目指す。阿部候補は酒田市議・県議時代を通じた支援組織を中心に足場をつくり、保守層の切り崩しを狙う。加藤候補は陣営内の緩みを警戒して組織を活性化させ、自民、公明支持層固めを急いでいる。
比例東北との重複立候補は5候補。立民の原田候補が同列1位、自民の遠藤、鈴木、加藤の3候補が同列2位、国民の加藤候補が単独1位。比例単独では、れいわ新選組の渡辺理明候補(51)=山形市=が1位に名簿登録している。
県選管委員長が談話「大切な権利、行使して」
衆院選の投開票を前に、県選挙管理委員会の粕谷真生(みちお)委員長は県内の有権者に談話を出した。「今回の選挙は今後の日本の進路を方向付ける極めて重要な意義を持つ。自由な意思と判断で投票してほしい」と呼び掛けた。当日投票できない場合は期日前投票が利用できるとし、「ぜひ棄権することなく、大切な権利を行使するようにお願いする」と訴えた。
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最終更新:10/30(土) 7:58 山形新聞
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