市民の掲示板・いせ-伊勢市駅前ビルどうなってるの？

選挙直前！新築の伊勢市駅前ビルがガラ空き。どうしてこうなったのか？一緒に考えていきたいです。

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駅前ビルへの伊勢市福祉施設入居計画、どうなったの？
駅前の旧三交百貨店跡地に新しく建てられたビルに、伊勢市の福祉施設が入居する計画について知っていますか。下記の経緯で、市長が今年２月市議会で基本協定断念を報告され、現在入居が無い状態です。このビルと伊勢市との関係は、この後どうなるのでしょうか。選挙に立候補される方々に公開質問状を出し、回答頂いたので報告します。

【当初のビルの計画は?】
（市議会議事録や新聞報道記事から）
*業者「伊勢まちなか開発」。１２階建て複合ビル。総事業費４８億８０００万円
*補助金１８億７３００万円（国と市半々）（令和元年に約７億円支払い済み。残り約１１億円は令和３年度に繰り越し。）
*１階:テナント ２-４階:立体駐車場 ５-７階:公益施設 ８階:ハローワーク ９-１０階:サービス付き高齢者向け住宅 １１-１２階:賃貸住宅の計画

【計画の経緯は？】
〇２０１６年６月に伊勢市が入居を申し入れ、当初の９階建てから１２階建てに計画変更。福祉施設の一部を移転して５-７階に入居する計画。
〇２０２０年８月市議会。高齢者向け住宅計画（９-１０階）が白紙になり、資金繰りができなくなった業者が、市に１２億円を一時金として借り２０年後に返還する案を説明。市は拒否し、保留床の売却公募や無利子貸付金制度利用を提案。（公募されるも現在まで応募なし）
〇２０２０年１２月議会。２０年間の賃料+共益費２２億円６３３０万円、内装設計委託費１５３０万円を含む補正予算案を市議会可決（賛成１９、反対４）。
〇２０２０年２月に業者が（予定より入居が遅れる）市に、未入居の４月からのテナント料金支払いを要求。「応じられない」とした市長が２月市議会で基本協定断念を報告。（入居の可否には触れず）
〇駅前ビルは１月完成後も入居者が決まらず、工事費未払い状態で、入居交渉相手が変わるなど不安定な経営状態。

【私たちの疑問】
*高地価の場所で福祉行政を行う、費用に見合ったメリットはあるのでしょうか。
*ビル単独での経営見通しが立たない時点で、市の入居ありきで計画を進めたことに問題はなかったのでしょうか。
*福祉施設で駅前活性化ができるのでしょうか。
*経営状態が不安定なビルですが、伊勢市が２０年間の賃貸契約した後に経営が悪化した場合はどうなるのでしょうか。

駅前ビル（駅前B地区市街地再開発事業）についての公開質問状回答
回答（１）市の福祉施設入居（２）入居断念（３）慎重に再検討（４）その他

*市長選立候補者の回答
鈴木健一さん
伊勢市駅前再開発事業については、中心市街地活性化のため、A地区の宿泊施設に続き、B地区、C地区の３つの再開発の完成に向け施工者をはじめ、国、県等関係機関と協議をして引き続き取り組んでいきたいと考えています。なお、保健福祉施設の整備については、これまでの経緯もありますので、慎重に対応していく必要があると考えています。

＊市議会議員選挙立候補者の回答
回答（１）市の福祉施設入居（２）入居断念（３）慎重に再検討（４）その他
【表はご回答頂いた順でまとめています】

鈴木豊司さん（洗心）
申し訳ございません。今の段階でのご回答は致しかねます。ご容赦ください

宿　典泰さん（政友会）
（２）断念
民間の企業等が入居することで活性化や賑わいを創出できるものであって、多額の費用をかけて伊勢市が入居することに反対です。

品川幸久さん（信貴）
（２）断念
・福祉施設は静かな駐車スペースが有る所1階でするのが良い・福祉は地域の力が大事。支所の窓口を強化する。・住民が考え、支え合う「まちづくり」が必要。

久保　真さん（勢風会）
（３）再検討
民間での活用等も考慮し、慎重に再検討するべき

藤原清史さん（勢風会）
吉岡勝裕さん（勢風会）
北村　勝さん（勢風会）
（３）再検討
この事業については、国・県などと一緒に、交付金や都市計画決定など、官民で進めてきた事業であると認識しています。当初から、この事業についての様々な疑問について、当局や事業者に質問を重ねてきました。中心市街地再開発・八日市場町の福祉健康センターの老朽化の問題・福祉拠点施設の必要性・鑑定評価結果など、様々な観点から判断してきたところです。今後は、市の対応を注視しながら、中心市街地の活性化について議論を重ねていきたいと考えています。

野口佳子さん（志誠会）
（４）その他
伊勢まちなか開発から新たな計画案が示されてから検討する。

楠木宏彦さん（日本共産党）
（２）断念
福祉課題が複合化している中で、総合相談窓口は必要だ。しかし、駅前再開発・駅前の賑わい創出ということと、このビルに福祉拠点施設が入居することとは別個の問題だ。相談窓口とするには、駐車スペースが少なすぎる。市も、一時的に足りなくなると考えていると説明している。ビルそのものの経営の前途についても不安があり、伊勢市が入居することには大きなリスクがある。八日市場の福祉健康センターが移転することになるが、伊勢市は、現在の利用者の意見を聞くことをしていない。

浜口和久さん（志誠会）
（４）その他
事業者「伊勢まちなか開発」から、新たな計画案が示されてから検討

西山則夫さん（新政いせ）
世古　明さん（新政いせ）
上村和生さん（新政いせ）
宮崎　誠さん（新政いせ）
１２月定例会（令和２年１２月２３日）令和２年度伊勢市一般会計補正予算（第１０号）に対しては様々な観点から総合的に判断をして、賛成させていただきました。賛成後に会派で議論した附帯決議を議員発議として提出し、原案どおり可決決定してきました。その後の全員協議会（令和３年２月２２日）にて市長より、「伊勢まちなか開発株式会社との基本協定の締結を断念せざるを得ないと判断した」との方針が示され、現在白紙状態にあります。伊勢市駅前B地区の問題については重要と考えますので、今後の動向を注視して行きます。

岡田善行さん（志誠会）
（３）再検討

福井輝夫さん（志誠会）
（４）その他
計画は１度白紙になった。今後の動向を見極めてから判断したい。

井村貴志さん（志誠会）
（４）その他

吉井詩子さん（公明党）
（３）再検討
駅前の問題は重要であると考えている。現在は白紙の状況。動きがあれば、しっかり精査する。市民の方のお考えも聴いていきたい。

野崎隆太さん（野崎りゅうた）
（２）（４）断念・その他
昨年度、鈴木市長より伊勢市駅前ビルへの福祉施設入居に関して基本協定締結を断念すると議会に報告がなされました。その時点では異論や反対の発言はありませんでした。よって私の認識では「福祉施設の入居については市側からすでに結論が出され、すでに終わった問題である」このように考えております。また「早期に結論を出さなければ、破談となった時、計画が破綻し、結果として幽霊ビルとなる恐れがある」このような懸念を幾度となく訴えてきました。着工前、完成前に入居について結論を出していれば今は違う形となっていたと考えています。

辻　孝記さん（公明党）
伊勢市は入居については「白紙」としている。動きがあればしっかり議論して判断する。

ご回答ありがとうございました。
【伊勢市の駅前ビル入居を考える市民の会】