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2021年10月01日01:28

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忘れられない音がしたギターアンプのお話し

今やハンドメイドものも沢山あってシンプルなヴィンテージスタイルから多機能で超ハイゲインなものまでタイプも様々で素晴らしい評価を受けているブランドも多いのだろうが、そんな中でも今だに忘れられないアンプが幾つかある。
(一応ここではすべて全段真空管のアンプのお話しです)
いわゆるチューブギターアンプの基本的な設計構造はそのほとんどが VOX、フェンダー、マーシャルのいずれかを基本にしているので、これらのメーカーがいかに優れたオリジナルを作り出し、永年にわたり愛されてきたという歴史の重みを強力に感じるワケです。
ま、それはさておき
これまでに私が実際に生で体験したギターアンプのサウンドで今も色あせることなくその音が焼き付いているアンプが幾つかあります。
もちろん先に挙げたメーカーの多くの超有名な機種たちもそうですが、ここで3機種記しておきたく思います。 あくまで私の趣味なんでご容赦を。

その1.
Marshall 2555 シルバージュビリー ヘッド (写真は復刻品)
最近ではレッチリさんやガンズさんのサウンドで今もオリジナルは伝説的に有名な様で復刻されたみたいですが、私が実体験したサウンドは80年代後半のオリジナル品です。
まず第一に銀色クロームパネルとグレーの見た目がとにかくカッコよく、当時は特に目立っていたアンプだと思います。ルックスのみならずそのサウンドにも異彩を感じましたわ。従来のマーシャルにはない滑らかさを感じるODトーン(クリーミィーとでもいうべきか?笑)には新世代のハードロックを予感させるサスティーンがあり、その時は爆音のイメージしかなかった私のマーシャルアンプに対する見方が大きく変わるきっかけで画期的さでありました。それ以降それほどの感覚はマーシャルアンプおいてはないかな。
まぁ改造マーシャルとか、極上のヴィンテージ品の良さとは全く別のお話しで当時の私にとっては衝撃の画期的マーシャルサウンドだったのであります。30年位前のことね。
弾いていたのはアマチュアのハードロック系ギタリストさんで確かレスポールとかだったかな?

その2.
MATCHLESS DC-30 212コンボ
今やギターが本当に上手く音にシビアなミュージシャンが持っているか、超高評価をするアンプとして超有名なブランドになっている様で。
私のイメージでは大好きなチャーさんの印象が強力なのはまぁ仕方がないな。
このアンプの音を初めて聴いたのは恐らく日本初入荷した頃のこと。
当時は私がガキ過ぎてクリーンやクランチのトーンの艶やかさとかピッキングニュアンスがどうこうとか意識すら出来ていなかった。
そんな折、尊敬していたとあるミュージシャンがほんのわずかだがこのアンプで実に美しくカッコいいフレーズを弾いていたのを聴く機会に恵まれた。
アンプのセッティングは何も変えていないのにピッキングニュアンスとギターのヴォリュームコントロールだけで奏でられるそのサウンドに衝撃を受けた。
ウットリする音とはまさにこういう音!! そう思わせる素晴らしさ。
4本のEL−84出力管、12インチ2発のスピーカー等、VOXのAC-30コンボを基本としているのは確かなんだが、ポイントとしているミドルレンジの帯域も違うし、ローエンドからプレゼンスの帯域まで本当にレンジが広く、特にハイエンドのサスティーンの艶と煌びやかさはこのアンプでなければ得られなさそうだな。
ハンドメイドブティックアンプの代表だな。
今は恐ろしく高額になってますが、それでも納得するアンプ。
弾いていたミュージシャンはフロントがハムバッカーのテレキャスターモデルだったかな? 君もこういうアンプの良さがわからないとね。って言われてしまいましたわ。

そんなアンプがもう1機種あるが、それはまた次回に。
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