18980326 NO4911 露国政府の韓国問題不干渉と権益を留保するとの官報発表 通報
한국사데이터베이스 (history.go.kr)
011_0040_0340 駐韓日本公使館記録 11巻 四. 加藤公使時代極秘書類 (34) [露国政府の韓国問題不干渉と権益を留保するとの官報発表 通報]
文書題目 (34) [露国政府の韓国問題不干渉と権益を留保するとの官報発表 通報]
文書番号
発信日 明治三十一年三月二十六日 午後三時三十分 ( 1898年 03月 26日 )
発信者 西 外相 （＊外務大臣 男爵 西徳二��）
受信者 加藤 公使 （＊特命全権公使・加藤増雄 1897年 11 月には特命全権 公使を命ぜられる）
(34) [露国政府の韓国問題不干渉と権益を留保するとの官報発表 通報]
欧文第七号の露京（＊サンクトペテルブルク）駐在・日本公使の電報によれば、露国政府は去る十八日その官報で貴電第二十七号御報告の通りの韓国最近事件を記載しこれに次のように付言した。
「露政府は既に駐韓・露公使に、韓国政府に向って『韓政府がもし外国（＊日本を指すのであろう）の援助に寄らずに自らその独立を維持できると考えるならば、露国は財政顧問を（＊派遣か）するだろう。ただし士官は、解傭の上事態が確定しない間は臨時露公使の指揮の下に従わせるだろう』と宣言する権限を与えている」と。
露国政府は更に次のように声明した。
「我が政府は今後韓国事件に関しては自動的な処置をなすことを見合わすことができるだろう。これは実に露国の援助によって地步を固めている幼国が、自力でもってその国内の秩序と完全なる独立とを維持できることを期待するとそうなるのだが、もし韓国の事態がそうならなかったならば、露国政府は韓国と隣境の大国としての利益と権利とを防衛する措置に出るであろう」と。
三月二十六日 午後三時三十分 発
西 外相
加藤 公使 （＊宛）
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