これからが本当の「ゴルゴ13」かもしれない

さいとうたかを先生、お亡くなりになったかあ…


ぼくももちろん「ゴルゴ13」のことはずっと知っていましたが、本格的に読むようになったのはごく最近で、たぶん10年経ってないくらいじゃないかな。
10年でも「ごく最近」なのがこの作品のすごいところだけど、それでもまだ全話読み切れていない（苦笑い）。


ビッグコミックで連載しているのは毎週読んでますが、それ以前を全巻購入というわけにはなかなかいかない。
見かけて読めるチャンスがあったら読み漁る形ですけど、読んでも読んでも読んでないのが出てくるんですよねえ。
いったい何話あるんだか（苦笑い）。


さいとうたかを先生は昔から「完全分業制」を目標となさっているとよく聞き、何年か前、伊集院さんのラジオにゲスト出演なさったときの印象からすると、それはどうやら映画のような形での制作を目指してらっしゃったみたいだ。
ご自身の立ち位置は「プロデューサー」で。


巨匠と呼ばれる人の中にはアシスタントにすべて描かせて自分は何もしていないと、よくない噂が流れることもしばしばありますが、さいとう先生の場合はむしろそれを望んでらっしゃったのかもしれないな。
「あなた何も描いてないでしょう」「そうですが何か？」（笑）。


実際はそうではなくご自身でも描かれてらっしゃったそうですが、その意味では先生の手から完全に離れたこれからが、先生が本当に望む形の「ゴルゴ13」なのかもしれない。


なんにせよ、さいとう先生、長い間お疲れさまでした。
新米読者ですが、あるいは新米読者だからこそ、まだまだこれからも、先生が携わったゴルゴ、携わることがないゴルゴ、そしてそれ以外の作品も楽しませていただこうと思っています。
本当にありがとうございました。





『ゴルゴ13』さいとう・たかをさん、すい臓がんのため死去　84歳　本人の遺志を継ぎ連載は継続へ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6684371