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2021年09月23日22:10

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三連敗スタートから奇跡的な角番脱出の貴景勝、そして、立ち合い待ったで呼吸が合わないまま立った照ノ富士。

■取組重ね、戻った力強さ カド番の大関貴景勝、尻上がり復調で5連勝
(朝日新聞デジタル - 09月23日 08:33)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6677367
大相撲九月場所十二日目、新横綱の照ノ富士が関脇明生の下手投げに屈して二敗目を喫し、二敗だった妙義龍が輝の押し出しに屈して三敗に後退、阿武咲、隠岐の海、遠藤、妙義龍の平幕4人が星一つ差で追走する賜杯レースとなりました。
さて、今日の照ノ富士、相手は初土俵が平成23年五月場所(技量審査場所)と同期の関脇明生。これまで4回の対戦で負けていないこの相手を前に、立ち合い一度呼吸が合わずに二度目に立って、明生の強烈な喉輪攻めで押し込まれて上体が浮き上がり、両差しを許して小手に振るも明生に深く右を差されての下手投げに屈し、向正面に飛ばされて勝負あり。八角理事長(第61代横綱北勝海)曰く、「明生の立ち合いが良かった。勝因はそれが一番。押し込んで、その後の流れも差してすぐに投げて動いた」とのことで、照ノ富士の敗因を「立ち合いで下がっての引っ張り込みは効かない。出て行っての引っ張り込みや極めるのはいいが、下がっての強引な投げは余計にいけない」と分析。その二番前の大関正代と小結逸ノ城の対戦も正代が二度合わずに三度目に立ってあっさり叩き込みに屈しましたが、立ち合いの待ったで冷静さが失われたことも、このような流れになってしまった要因かもしれません。
そして、今日は、この記事の主役である大関貴景勝が西前頭5枚目宝富士を押し出しに退け、角番脱出を果たしました。左四つの宝富士が左で差して来るのを封じて往なして崩し、左で張って上体を起こして押し出しで一蹴、勝負あり。先場所途中休場の要因となった首の怪我の影響が残ったか、今場所は本来の攻めとは程遠く、初日から北勝富士、霧馬山にそれぞれ押し出し、逸ノ城に上手投げで敗れて三連敗を喫し、二場所連続の途中休場もやむ無しと見られていましたが、四日目に気鋭の若手豊昇龍を小手に振ってからの突き落としで仕留めて初日を出してからは、六日目に玉鷲の押し出しに屈した以外は本来の強い当たりが戻り、七日目からは六連勝で白星を重ね、十二日目にしてとうとう角番脱出の給金直しを果たし、まさに「白星は良薬」の言葉通りの星勘定となりました。初日から三連敗の大関が角番を脱出したのは現行の角番制度となった昭和44年の七月以降初だそうで、八角理事長は今日の一番を「今日は勝たないと、という気持ちが強かった。張り手はあまりしないんじゃない? 勝ちたい気持ちが強いと、どうしてもこうなる」と評し、貴景勝の角番脱出を「本人は大丈夫、と言っても首の痛みがあるから体が反応して、体が縮こまってしまうもの。それを振り切って、気持ちを奮い立たせて、よく勝ち越した。大変だったと思う。三連敗したら普通は落ち込む。精神的に気持ちを強く持ってよくやった」と評価、その一方で「これで終わりではなく、大関としての仕事が残る。もうひと踏ん張りしてほしい」と、大関としてのミッションをしっかり果たすことを求めることも忘れずに求めていましたが、豊昇龍戦で初日を出した一番でも不安は拭えなかった中、よくここまで持ち直すことができたと思います。もっとも、六日目に玉鷲の押し出しに屈した一番は不用意な引きが敗因であり、本来の立ち合いは戻っていたので、“救い”と言えるかもしれません。
その他。三敗グループ唯一の役力士だった関脇御嶽海は同じ三敗グループの西前頭六枚目阿武咲の押し出しに屈し阿武咲が三敗を守る展開に。立ち合いからの激しい押し合いから御嶽海が引いて墓穴を掘る展開に。阿武咲が迷わず前に出て、押し出し。隠岐の海が若い霧馬山を押し出しに退け、遠藤が隆の勝を叩き込みで制して三敗を守りました。
また、小結高安が「右大殿筋筋挫傷の疑いにより約2週間の安静加療が必要となる見込み」との診断書を協会に提出して休場。昨日の横綱照ノ富士戦で寄り切りに屈して土俵下に吹っ飛ばされた際に背中を強打し、立ち上がれない場面がありました。対戦相手の玉鷲は不戦勝となり、これで二度不戦勝を稼いでいた高安は4勝8敗の負け越しとなりました。
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