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2021年09月16日19:57

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クリスチャン・メルラン「オーケストラ 知りたかったことのすべて」

先日75周年記念フェアー中のみすず書房フェアーについて日記に書きましたが、みすず書房2020年2月出版のクリスチャン・メルラン「オーケストラ 知りたかったことのすべて」を読み始めました。
著者はフランス「フィガロ」紙の音楽評論家で、この本はあるラジオ番組での論評を元に作られました。
ページは500ページ以上、世界中のオーケストラについてあらゆる点を明らかににしようとしています。構成はオーケストラの奏者たち、構造化された共同体、指揮者との関係の三部構成です。オーケストラがどういう集まりなのかよくわかります。

作者がフランス出身なので、フランスのオーケストラについての記述とフランスとドイツやアメリカのオーケストラの比較が多くなっています。フランス語を勉強中なのでフランス文化については興味を持っていて、フランスのオーケストラについてはあまり詳しくありませんが、私語が多く個人主義的というフランスの楽団員特徴はわかるような気がします。

定期購読している「ふらんす」という月刊誌では、フランス在住の方々が様々なジャンルについて寄稿しています。その中にパリ管弦楽団のヴァイオリン奏者で副コンサートマスターの千々岩英一が「パリのオーケストラの舞台裏から」というタイトルで毎月面白いオーケストラの話題を提供してくれます。今月は福コンサートマスターとして23年前に入団したことについて、いろいろ大変だな感心しながら読んでいます。

フランス語を学ぶ中でシャンソンを聞く機会がありますが、聞くのは気持ちがよいですが聞き取りは難しく、歌うのは至難の業です、
クラシック音楽でもフランスの作曲家の曲をよく聞いています。好きな作曲家はクロード・ドビュッシーやカミーユ・サン=サーンスで、今年はカミーユ・サン=サーンスの没後100年であることを知りました。
NHK-FMのクラシック番組「かけるクラシック」で、フランスの女性作曲家・ピアニストのセシル・シャミナードについて紹介していました。知らない作曲家でしたが、「フルートと管弦楽のためのコンチェルティーノ」は出だしが童謡「ぞうさん」に似ているそうで、初めて聞いてなるほどの思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=eKpcdLDZXXI


写真左:クリスチャン・メルラン「オーケストラ 知りたかったことのすべて」
写真右:「ふらんす」9月号
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