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2021年09月13日21:29

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この事故で勘違いが横行しています

関連ニュースでのmixi民の方々のつぶやきやコメントを読んでいると
気になる点が多々ありましたので、自分なりに纏めてみました。

◆ 後続車のクラクションが事故原因
報道では
 ・青信号になっても動かなかった

 ・青信号になってノロノロと動き出した
と、停車したままなのか、徐行程度での走行だったのか
明確ではありません。

当該事故直前の後続車の警音器使用自体は適法ではありませんが、
円滑な通行を促す為に警音器を使用するのは常態化しております。
赤信号から青信号に変わっても気がつかないドライバーも少なくないので、
後続車が「青信号に変わったから発進して」と鳴らす例は多いです。

今般の事故でも、その類いの警音器使用だと思料され
殊更に事件化する事案とは考えられません。

この様な事案を事件化するとなると、
 ・黄色信号での無理な交差点進入
 ・軽微な速度超過
 ・方向指示器の不使用や不適切使用
 ・二輪車の車両左側すり抜け
この他、様々な道交法違反まで取り締まり対象となってしまいます。

また
「クラクションを鳴らされたから急発進した結果の事故」
との主張も散見されますが、
後続車のクラクション鳴動と急発進については
タイミング的には一致しても因果関係は証明されておらず
推測の域を出ていない屁理屈です。

タクシー運転手ならば
後続車からのクラクション程度で慌てること自体が未熟であり、
その程度の意識で業務に就いているのであれば
技術的には運転手として不適格です。


◆ 非常表示灯が作動していたのにクラクションを鳴らすのは非道
事故により停車した状態では防犯灯が作動しているのが確認出来ます。
フォト
非常表示灯との表現もありますが、正しくは[防犯灯]です。
本来の役割としては、タクシー強盗等に遭遇した時に
車内に居る犯人には知られない様にしつつ
外部には非常事態を知らせる為の装置で、
タクシーの屋根に載せられた社名灯と兼用になっています。

現在では社名灯の中に赤色電球が装備され、
運転席に備えられたスイッチで防犯灯として作動。
社名灯の中の赤色電球が点滅します。
添付画像でも社名灯がオレンジ色の様に見えるのは
黄色い社名灯の中の赤色電球が点滅しており、
その赤色電球が点灯した時の写真です。
また、メーター器(空車とか迎車と表示する部分)も
LEDにより添付写真の様に防犯灯作動と連動して
SOS表示をする様にもなりました。

但し、防犯灯のスイッチは作動させ易い所にある為に
誤動作させてしまう事が非常に多く
筆者も防犯灯作動中のタクシーを数回確保しましたが、
全て誤動作でした。

よって、今般の事故でも
タクシー運転手が体調不良から防犯灯を作動させたのか
事故の衝撃等でスイッチがONになったかは
周囲の防犯ビデオ等で解析しない限りは不明です。

また、防犯灯の認知度は高くない為か
周囲に非常事態を知らせる効果はさほどありません。

そして、事故発生が16時30分頃なので
例え作動していても西日が強いと
後続車からは認知出来なかった可能性もあります。


この様な実状を知らずに好き勝手な事を書く人が
非常に多いことを改めて知りました。

勿論、我が国には言論の自由がありますから、
それはそれで尊重しますけど。

■死亡のタクシー運転手、くも膜下出血か 母親「持病なかった」
(朝日新聞デジタル - 09月12日 17:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6664598
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