mixiユーザー(id:1602714)

2021年09月12日23:02

615 view

只見線を、ただ見に行く。若しくは六十里越三城址攻略。

 9月4日、またまた誰も居ない所に行こうと利根川沿いの上越本線を下り方面へ電車
 この前の週の東北本線や磐越東線車内がビデオ撮り鉄達で溢れてたのと違い、豪雨のせいかソレと思われる人物が居ません。
フォト

フォト

フォト
 この後に綾戸ダムや予備取水施設など見所が次々と現れます。

 安山岩の岩盤を抜けると岩本駅です。
フォト
 左岸に写真の綾戸発電所、背景の右岸のは岩本発電所が向かい合ってあります。

 戸鹿野橋。
フォト

 味わい深い建物も多数危険・警告
フォト
 沼田の辺りの河岸段丘の遠望が見事ですがガスっててよく見えません。因みに沼田城址は地形的に全く見えない位置にあります。
フォト
 キノコの人工栽培も盛んな地域です。

 月夜野橋と、遠景に上越新幹線の橋梁が見えます目
フォト
 後閑館跡は見ている背後方向になります。

 間もなく上越本線を南北に分割する水上駅です。
フォト
 遂に解体される温泉、蒼海ホテル跡いい気分(温泉)

 新清水トンネル内「湯檜曽駅」で明らかな鉄っちゃんが10人ほど降りて行きます。実は結構乗ってたんですね。出口の山は豪雨だし服装持ち物から登山客じゃありません。おそらく40分後の上りで戻るのでしょう。でも何故鉄的見所のある次の「土合駅」じゃないの?階段が嫌なのexclamation & question

 トンネル内で分水嶺を越えて越後に侵攻します。
フォト
 下は魚野川。

 「土樽駅」。
フォト
 湯檜曽、土合、土樽各駅は旧ホームの内側に現ホームを増設した形に成ってます。

 松川トンネルループを超えると「越後中里駅」です。
フォト
 スキー場の「ブルートレイン休憩室」が名物ですが、実際はブルートレインじゃない客車ですね。

 魚沼盆地に向けて下って行きます。
フォト
 読み通り山のこちら側は雨は降ってません手(チョキ)

 ピョコと出てるのは「飯士山」。
フォト

 左手の小山が「六万騎城址」手(グー)
フォト
 この辺りは越後勢と関東勢の競り合い地で、三国街道(上越線・国道17号)の両側は山城銀座と言えるほど城址だらけです。

 「五日町駅」の穀物サイロ。
フォト

 煙突から水蒸気が見える工場は「雪国まいたけ第1バイオセンター」。
フォト
 真ん中奥には仏像彫刻ファンの穴場で私のオススメ「龍谷寺」がありますほっとした顔

フォト

 魚沼川の水量が増してます。
フォト
 画面右端に「浦佐駅」。
 駅前の「田中角栄先生像」を決して見逃してはいけません電球

 南魚沼といえば蔵元「緑川酒造」ですよとっくり(おちょこ付き)
フォト
 間違いなく美味いhttps://www.niigata-sake.or.jp/kuramoto/midorikawa/

 「小出駅」のターンテーブルが見えて間もなく到着です。
フォト

 11時、小出で下車します。
 駅前食堂「富喜亭」で岩魚定食を注文しました。お客は私一人です。
フォト
 オバチャンが水槽からイワナをすくいます魚
フォト
 一匹目がバケツの中で滅茶暴れてます。
フォト

 一匹は塩焼き、もう一匹は刺身へとうまい!
フォト
 水槽へは毎朝補充してるらしく、都会でよくあるストレス環境で長時間生かしてる事で返って味が落ち身が痩せてるなんて事はありません。

 昔の写真が飾られてましたるんるん
フォト
 昭和初期と思い、聞いてみたら戦時中くらいだとの事。そのままオバチャンと世間話に(笑)
 サクラビールはサッポロが復刻版を出してます。

 小出市街は川の対岸なので橋を渡ります走る人
 南東方向。
フォト

 北西方向。
フォト
 周辺は堆積物平野ですが、向こうの火成岩の高まりが「下倉山城址」。魚野川に東から破間川が合流する地点です。
 断層が小出駅西側から城址麓を通り、破間川に沿って北東に走ってます。

 「小出町道路元標」。
フォト

 マンホールは南魚沼市と、市町村合併前の小出町のものが。
フォト

フォト

フォト

 六十里越え街道を東に向かって新政府軍から敗走する会津藩士の慰霊碑や墓が多数あります。
 画面右手は「小出島陣屋跡」にある戊辰戦争懐旧碑群。
フォト
 左手奥のアパート?も気に成ります。
フォト

 行ってみると「こまいぬ荘」とあり、清水川邊神社の社務所?っぽい感じです。
フォト
 水路も水量が増えてて、立体交差にも注目。
フォト

 近くの「正円寺」にはやはり会津藩士の墓がありますが、それより敷地内の「聖徳太子堂」と「末廣稲荷社」、その左に見えるのは日露戦争で戦死した上等兵の墓です位置情報
フォト
 合碑されてない事と立派な事からこの地域の戦死者はこの1名のみだったのかも知れません。

 旧街道が鼻血が出そうな佇まいです。
フォト
 軒先が「こみせ」に成り切らない中途半端感がまた味わい深いうれしい顔
フォト

フォト

 脇道を城址方向へ。
フォト
 只見線の踏切です。

 渡って北東方向。
フォト
 工部省の境界標もあります。

 その横に「諏訪神社」。
フォト
 やはり会津藩士碑があります。
フォト

 隣接する感じで「林昌寺」。藩士のお墓があるみたいです。
フォト
 向こうに城址。

 クランクした道と除雪装置、お地蔵さんとカブ、昭和住宅や水路、消火栓など見所満点サーチ(調べる)
フォト

 魚沼川の堤防へ。
フォト
 只見線のガーターと城址。写真背後には羽根川水門もあります。

 駅方向に戻ります。
フォト
 釣り客も多数繰り出してきました。

 駅前通り。
フォト

 只見線に乗ると、上越線を券検測車両「East i-E」がやって来ましたチャペル
フォト
 車両内、思った以上に混雑してましたが全然鉄っちゃんが居ないようで驚きます。

 只見線は2011年7月の新潟福島豪雨で会津川口〜只見駅間が現在でも不通で、来年全線開通を目指してますウインク
 朝、午後、夜と一日3往復しかなく、都会しか知らない連中は不経済だから廃線しろよと主張しますが、並行する国道291号線(六十里越街道)が11月〜5月の半年間雪害で通行止めとされる難所の為、トンネルとスノーシェードで守られてる只見線だけが奥地の唯一の交通手段と成ってるのです。そんな所に住むのが悪いと言う人物には、あなたの食べてる物、使ってる電気は誰が供給してるのか?と言ってやりたいボケーっとした顔

 只見線で魚沼川を渡ります。
フォト

 「藪神発電所」。この辺りの水力発電所は落差が小さい印象で、水量でカバーしてるのでしょうか。
フォト

 右手でポコッとしてるのが「平地山」。
フォト

 東部新潟の鉄道沿線の民家を観察すると、北西側に雪の処理を行う堀を設けてるお宅が多い事に気が付きます雪
フォト

 混成岩が露出し、間にチャートが挟まる地形が続きます。
フォト
 画面左外に「薮神ダム」「薮神第二発電所」。

 大倉沢大橋とダム湖。
フォト

フォト

 「須原発電所」雷
フォト

 入広瀬、大栃山の「鷹待城址」わーい(嬉しい顔)
フォト
 当初はここの登頂が目的地でしたが、天候を考え車窓から見るだけに変更。
フォト
 流紋岩の岩盤で、川と街道が北に向けてΩ型に大きく曲がって、城からはこれらを300度くらいの角度で見渡せる絶好の要害を構成しています。
フォト

 「柿ノ木駅跡」ですが、痕跡は全く無く撤去更地と成ってます。
フォト
 二両編成車内、誰も気にしてなくて、やはり鉄ちゃんは乗って無いと思われます。

 こんな風景が続きます。
フォト

 「大白川駅」(写真背後側)からの風景。
フォト

 駅を出るとすぐ吊り橋が。
フォト

 線路の付け替えが行われた痕跡もレンチ
フォト

 「末沢発電所」。
フォト
 車掌が只見駅から先の代行バスに乗る人を確認してまわります。

 六十里越トンネルに突入。
 山頂に東電新潟田子倉発電所マイクロ波通信用「鬼面反射板」がありますが、勿論見えませんがまん顔

 トンネルを抜けると「田子倉湖」が。
フォト

フォト

 「田子倉駅跡」を通過中。
フォト
 スノーシェードを兼ねてるので解体撤去はされません。
 そしてすぐに長大な田子倉トンネルに突入。

 画面真ん中にロックフィル式「只見ダム」、その右遠景に重力コンクリート式「田子倉ダム」。
フォト

 「只見駅」に到着、案山子の背景は「瀧神社」、さらにその向こうに「三石神社」とスキー場。
フォト

 ホームの背景は、その名もズバリ要害山と「水久保城址」。
フォト
 駅の標高が500mほど、城址は比高300mくらいなので時間的にも天候的にも攻略出来ませんむふっ
 瀧神社の上には、流紋岩とデイサイトが層と成った岩石があちこち露出しています。
フォト

 只見駅で下車したのは私含めて2名のみ。あとは代行バス3台に次々と乗り込みます。
フォト
 駅売店のオバチャンが見送ります。
フォト

 駅前から南東方向。右手は役所跡地。
フォト

 その反対方向、神社、駅、要害山。
フォト

 元ダム建設労働者の街、只見名物は味付マトン牡羊座
フォト
 画面背後方向に味付マトンケバブのお店があったのですが廃業してしまいましたhttps://tadami-mutton.sakura.ne.jp/contact.html

 北東方向。「柴倉山」と、その左のとんがりは会津のマッターホルン「蒲生岳」富士山
フォト

 消火設備は必ずポールが折れてます。
フォト

 味わい深い二階建て長屋。
フォト

フォト

 2011年7月の新潟福島豪雨で只見川の堤防を越えた濁流が二階床上まで浸水した印波
フォト

 伊南川と只見川の合流地点。この堤防を水が超える水量に戦慄を覚えますふらふら
フォト

 今来たところを振り返ったところ。河岸段丘が僅かに段々に成ってるのが分かります。
フォト

 只見川南西上流方向。
フォト

 常盤橋から。
フォト

フォト

フォト

 「目黒麹店」https://megurokouji.com/
フォト
 画面右端の消火栓。積雪に対応した高さがあります。
フォト
 画面真ん中の電柱の手前、先ほどの川縁よりやや地盤に高さがあるのが分かります。
フォト

 この足元まで水が来ました。
フォト

 今は平和な風景です。
フォト

 画面右手の放置されたボート用トレーラーが気に成ります。
フォト

 只見線50周年。当初はこれに合わせて全線復旧する筈でしたがく〜(落胆した顔)
フォト

 今は保線車両用のターンテーブルリサイクル
フォト

フォト

 瀧神社へ。
フォト
 ありました、戦没者(対外戦争の)慰霊碑。
フォト
 水路に囲まれまるで砦のようです。
フォト

 駅売店の三石さん。
フォト

 そしてスタンプ。
フォト

 乗ってきた列車で戻ります。そして突然の豪雨霧
フォト
 乗るのは代行バスで会津川口駅から来た乗客含めて数人しか居ません。

フォト

 田子倉駅跡内では暗くてホームが撮れません。レール左に何となくホームが見えます。
フォト

 豪雨で釣り人も居なくなりました。この先は六十里越トンネルです。
フォト

 末沢発電所。
フォト

フォト

 横は断崖、崩落したら助からないですねウッシッシ
フォト

 大白川駅の蒸気機関車用給水塔は普通の高架水槽として現役でした。
フォト

フォト

 国道252線「柿ノ木スノーシェッド」。
フォト

フォト

 柿ノ木駅跡。画面一番向こうの家にのみ人が住んでるようです。
フォト
 同車両後方より。
フォト

 入広瀬中心は川を挟んで駅(城址)の反対側です。
フォト

 再び鷹待城址。
フォト

 「上条発電所」。
フォト

フォト

 目黒麹店で買った塩麴。
フォト

 破間川も下流で川幅が増してきました。
フォト

 下倉山城址も雲の中に。左端は諏訪神社。
フォト

 小出駅に帰還。
フォト

 上越線を上ります。
フォト
 遠景は「八海山」。

 上越国際スキー場前駅付近。
フォト
 天候の関係で日は既にとっぷりと更けつつあります夜

 おしまい。

15 13

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する