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2021年09月11日17:17

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ピアノ・ソナタ第13番

危険・警告ここからいくつかの日記は、第63回ネット鑑賞会用の解説です。危険・警告

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調作品27-1
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)


かんち自身の解説

今回序曲の役割りを持つベートーヴェンのピアノ・ソナタ第13番。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ・ツィクルスも継続中という状況では、この曲を序曲として扱うしかなかったのですが、ベートーヴェンの作品の中では比較的明るい作品だとも言えるでしょう。

そんな中でも結構起伏もある作品で、さすがただではベートーヴェンは済まないなという感じです。グルダはその起伏の激しさにフォーカスを当てた演奏をしており、グルダを通してベートーヴェンの情熱が見え隠れしています。

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ピアノソナタ第13番 変ホ長調 作品27-1 『幻想曲風ソナタ』("Sonata quasi una Fantasia")は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲したピアノソナタ。

1800年から1801年にかけて作曲され、次作のピアノソナタ第14番(月光)とともに作品27として1802年3月に出版された。バレエ音楽『プロメテウスの創造物』にかかる作業の合間に主要主題のスケッチが行われている。曲はベートーヴェンの庇護者であり、かつピアノの生徒でもあったリヒテンシュタイン公爵夫人ヨーゼファ・ツー・フュルステンベルク=ヴァイトラに献呈された。彼女の夫であるヨーハン1世はピアノソナタ第21番の愛称の由来となったヴァルトシュタイン伯爵とは従兄弟の関係にあたる。

作品27の2曲はいずれも作曲者自身により『幻想曲風ソナタ』との名づけられており、厳格な楽式に依拠するソナタと自由な幻想曲との融合が試みられている。本作にはソナタ形式の楽章がひとつも置かれておらず、さらに全ての楽章を切れ目なしに演奏するよう指示されており、これらが形式面における際立った特徴となっている。また終楽章に曲の重心が置かれるようになり、この傾向は次作において一層推し進められることになる。
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