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2021年09月11日08:53

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デマを公共放送で振りまく弁護士

TBS「発言は誤りでした」共産党めぐる八代弁護士のひるおびでの見解に
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6663071

本当に日本共産党の綱領には暴力革命という記述はないのだろうか、と気になったので確認してみた。党のHPに全文載っているが、長いのでコピペしてWordで検索した。

結果、「暴力的な革命」というのは単語すらなかった。八代弁護士これは致命的。

ちなみに革命という単語は11個ヒットした。

そのうち党の歴史を語る文脈で、ソ連など諸外国の革命も含めての言及が8個
これからの日本社会を語る文脈で3個(うち1個は見出し)。

で、その3個の中身はというと次のようなものだった。

「民主主義革命と民主連合政府
・(一二)現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破――日本の真の独立の確保と政治・経済・社会の民主主義的な改革の実現を内容とする民主主義革命である。」

八代弁護士の指摘とは裏腹に、「暴力的な革命」という内容ではなく「社会主義革命ではなく」「民主主義革命」と、ひと頃の新左翼なら日和見主義となじるだろうというくらい骨抜きな「革命」だった。

暴力という単語も検索してみたが、こちらは1件だけヒット。

「女性にたいするあらゆる形態の暴力を撤廃することが国際社会の課題となっている」という部分で、やはり八代弁護士のいう「暴力的な革命」という文脈ではなく、ほぼ正反対の「暴力を撤廃」というものだった。

八代弁護士は「党の要綱として廃止してません」というのだが、「要綱(要項?)」という文書は存在しない。まあ綱領の間違いだろうと考えるとしても、果たして彼は本当に読んだのだろうか?

いくらなんでも弁護士の肩書をぶら下げて、公共放送のコメンテーターとして単語すら出てこない用語を「党の要綱として廃止してません」と断言するのはさすがにおっちょこちょいが過ぎるだろう。私ならこう言う粗忽な人物に弁護を担ってほしくないが。

共産党が暴力革命を指向する集団だという認識は、共産党の自画像からは出てこない。これは警察庁や公安調査庁といった、行政機関側の認識だからだ。

八代弁護士は、「警察庁や公安調査庁は依然として共産党をこのように考えている」と言うなら問題なかったのだが、「党の要綱として廃止してません」という綱領を読んでいないことモロバレの事実認識を開陳してしまったわけだ。いや、読まないまでもWord検索なら5分もあれば確認はできるのだから、そのくらいやっとけよと。

八代氏は図らずも「選挙直前に公党に関する露骨なデマを公共放送で振りまく弁護士」という、これまた民主主義社会ではあまり歓迎されない存在に自らなってしまったようだ。
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