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2021年09月09日15:27

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ラクサンポ213

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。
川口がパソコンに向かっている。依頼は履歴書を書くのを手伝うことだ。橋本早苗に対するzoomで相談が続いている。

橋本
「このボランティア参加希望の動機についてですけど。どう書いたら、いいかわかりません」

川口
「そもそも、どんな仕事をしたいか、聞いていません。面接を受ける団体の情報を教えて下さい」

橋本
「子ども食堂の手伝いなんですが。ただやりたいとしか、思いつかないので、困るんですけど」

川口
「引きこもりから、外へ出ることができるようになりました。そこで、少しでも、社会貢献がしたくて、ボランティアに参加させてください」

橋本
「そのまま、入力しますよ」

川口
「少しは自分で、考えて下さい。スペースがかなり、ありますよ。私が考えたら、橋本さんの履歴書ではなくなってしまいますよ。どうして、ボランテイアをしたいですか」

橋本
「一日、一食しか食べられない子どもたちを助けたいとか」

川口
「それも、書いてみたら、いい」

橋本
「私は料理作りを手伝うのが、好きです。なんかを書くといいかもしれない」

川口
「それもいいですよ。入力してください」

橋本
「ああ、みんなで、食べると楽しい」

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