昨日は日本映画専門チャンネルの4Kリマスターゴジラシリーズで一番の目玉と言える「ゴジラ対ヘドラ」を観ました。いや、ヘドラは目玉に特徴がありますけどね。
4Kリマスターのおかげかヘドラの目玉の赤色が毒々しさを増している印象。身体のあちこちが小さく光っているのも見えますね。
「かえせ!太陽を」を歌うオープニング後は延々と魚の死骸やゴミが浮かぶ海を見せられ、全体的に暗いトーンで話が進んでゴジラは苦戦しまくり、最後までカタルシスがない作品です。
子供向けにしつつも公害をテーマにし、ヘドラの恐ろしさ残酷さが強調されています。サイケやゴーゴーといった当時の若者文化が描写されていて、今やカルト映画扱いされているのも頷けますなぁ。
これが第1回監督作品だった坂野義光さんが「ゴジラ対ヘドラ」を3Dでリメイクしたいとレジェンダリー・ピクチャーズに技術協力を申し込んだことがモンスター・バース誕生となったわけで。そうすると、歴史というものは奇妙な偶然が重なって作られていくのでしょうか。
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