通販で購入した「ヒデ夕樹とテレビまんが主題歌の黄金期」はなかなか面白かったです。
経歴など今ひとつ分かりにくかったことや、晩年の様子も書いてあり納得の内容でした。
この本の一番の功績はネットなどに書かれていた、キャプテン・フューチャーの主題歌がタケカワユキヒデに変わったのはヒデ夕樹が逮捕されたから、という説がデマだと断言したことだと思います。
著者は当時の新聞を調べて逮捕記事が無いことを確認し、コロムビアのプロヂューサーだった方と実兄に尋ねて、そんな話は知らないという証言を得ています。
一度広がったデマを否定するのにどれだけの労力が必要になるのか、ということがよく分かりました。
晩年のヒデ夕樹さんが経済的に余裕があり、昔は売れっ子だったあの人が今では……という状態では全く無かったというのも面白かったですね。太く短く、という言葉が似合う人生だったようです。
合掌。
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