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2021年08月24日20:35

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ネガティブキャンペーンを張るな

私が顧問を務めている部活動に、なかなか強者の”不思議ちゃん”がおりましてですね。
先日も同級生と地球温暖化を止めるためにできることは…という話題で盛り上がっていたのですよ。で、その会話を近くで聞いていると。
「やっぱりプラスチックをやめなアカンと思うねん」と、くだんの子。
「そうなん?」と同級生が問い返します。
「だから、いっぱいゴミになってる、プラスチックのトレイを紙製にしたらええんちゃうかな」
「なるほど。でも、スーパーで売ってるお肉を紙製のトレイに入れたら、汁で濡れてくるんとちゃうかな?」と私が質問をはさむと…
「ああ、そうか………じゃあ、セメント製にする!」
・・・
「待てコラ」というツッコミを全力で飲み込んで。
管理人です、こんにちは。
話題も正当、プラスチックに対する危機意識も、まぁ、一般的。
しかし、なぜ、そのオチにたどり着くのか。
いやはや、先々が楽しみな部員であります。

さて、話変わって読書について。
最近読んだ、1冊の本があるのですよ。
会社をリタイアしたおっさんが過去の経験から良い生き方について語る、いわゆる人生論の本なんですがね。
こういう人生論とかエッセイというのは、個人の価値観がストレートに見えるので、「へー、そういう見方もあるんだなぁ」と自分との違いを素直に楽しみやすくて好きなんですが…いやはや、今回の1冊は徹底的に自分には合わない本でした。
「今の日本人には余裕がなさそうでみんなが疲れている。お互いに謙虚に心に余白をつくって…」という書き出しからの、何というか、悪口のオンパレード。
自分がかつて見てきた同僚や取引先の人間を「悪い具体例」としてたびたび登場させては、「こういう生き方をしてはいけない」と無理やり一般化してまとめたふり。
「相手には相手の事情がある。年代が違えば、立場が違えば、自分のものさしで測れないものも多い」なんて書いてるくせに、その姿勢はどこにいった?!
…とまぁ、そんな風に自分には感じられました。うん、残念。

多分、この本に対する憤りがあったんだと思うのですが、ある生徒とお話をしている時に、「周りから見える自分を上げたいなら、魅力を語れ。ライバルの悪口を言いふらす、いわゆるネガティブキャンペーンは絶対に張るな。悪口で落ちるのは相手の評判ではなく、あなた自身の印象以外の何物でもないよ」と話してみました。
やっぱり悪口は聞き手に良い印象を与えるものではありませんし、改めて、自分の尺度だけで他人を測ることの危険性(その裏面にある多様性の重要性)を痛感しました。
なんて、偉そうに書いてみましたが、自分もまたヒト…感情の生き物です。
今回の気づきを胸に刻み、今後もていねいに生きていきたいと思います。

それでは、また。
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