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2021年08月24日19:52

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たった4mmのATフィールド

インプラントの手術を受けてきました。


事前にドクターによる治療、リスク説明。


「今回はちょっと時間かかると思います。結構きわどいので」
「きわどいと言いますと?」


歯の土台を入れる為、骨を削るわけだがレントゲンとCTで見る限り、歯の根があった右側の骨が完全に喪失している。残存しているところを削るのだが、削る長さはおおよそ10mm(1cm)だという。しかし10mmを削ると


医師「下…だいたい4mmくらいのところに大動脈と神経が通ってます。ここを削ってしまうと、一生神経麻痺を起こしてしまいます。そのため時間をいただきます。こちらも毎日インプラントに携わってますが、ここまで深い案件はなかなかないので。」


サラっと怖い事を言う。たった4mm誤って多く削ってしまったら一生神経麻痺!


言葉にされるとなかなか怖い。麻酔の量も今回は半端ない。前回の根管治療よりはるかに多い。4回くらいうがいした。3回目くらいからは、もうこれこそ顔面麻痺だろって感じになり、まともに口をゆすぐことが出来なくなってた。


手術。骨を削る音が脳内に響き渡る。目の前で工事現場が行われてるという表現がピッタリ。さらに何か焦げる匂いもする。削ってるからなあ…。自分の焦げた匂いを自分で嗅ぐってなかなかないよな…。


少ししてドリルが止まり「一旦、噛んでみて」と言われる。言われるがままにしようとすると、口の中が生ぬるい液体で占められていることに気付く…。なんだこれ…。熱で温くなった水?それとも俺の血か…?確認したくても出来ない。鉄の味がしないから血ではないと思いたいが。。。


手術は1時間ちょっとに及んだ。いくら麻酔が効いてるとはいっても、気が気でない。この辺でようやくドリルの調整が終わった。「仮歯…多分難しいと思うけど、一応現段階の噛む力をチェックさせてもらうね」と言われ、測定する。


医師「うーん…。仮歯を入れる場合、少なくとも噛む力が45ニュートンないと難しいのですが、測定した結果5ニュートンでした。とてもではないですが、これでは仮歯入れるのは難しいです。」


ぐぬぬ…。でも仕方ない。無理して仮歯入れて口内を痛めたら本末転倒だ。3か月間歯の無い状態が続くのはつらいが、致し方ない。


1時間半で、全ての施しが終わる。最後の方「フロスされてる?」と思ったが、どうやら歯茎を縫われてたらしい。その事をカウンセリングルームで受け、何故そうしたかなどの経緯説明。雑学が増えた。


とりあえず今週診てもらい、問題なければ3か月間経過観察し、その間に問題なければ=骨が内部でしっかりと形成されれば、歯を入れる事が出来るという。しかし100%とは言い切れないようで、年齢を考慮しても成功率は70〜80%くらいだという。仮にこの確率を外した場合、出来た骨を再び削り土台を再設置→3か月経過観察と、最大で来年の2月までかかる計算となる。うーん……。


とりあえず牛乳に相談だ。毎日牛乳のもう。
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