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2021年08月24日18:45

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善通寺

 香川県善通寺市に鎮座する四国八十八箇所第七十五番善通寺は弘法大師の生誕の地であり、四国八十八箇所のお寺の中でも最も大きく重要な寺である。 高野山、東寺(教王護国寺)と並ぶ弘法大師三大聖地と言われている。

 善通寺の街はこのお寺を中心にして広がっており、善通寺の街が出来る遥か前からこの地にあった。 お寺が先に出来て街がその後に作られた典型的な門前町だ。 

 善通寺の五重塔は四国最大の五重塔であり、善通寺市最高の高層ビルディングである。 善通寺市民は弘法大師に敬意を表し善通寺の五重塔より高いビルを建てるのを遠慮している。(嘘です)

 善通寺の境内は広大で五重塔や金堂(本堂)等の大伽藍が並ぶ東院と弘法大師が子供の頃住んでいた場所に建立された御影堂を中心とした西院の大きく二つに分かれている。
 

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 善通寺駐車場から善通寺の境内を結ぶ石造りの太鼓橋を渡る。

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 駐車場から境内に入るとまず西院の境内に入る事になる。 向かって右側の建物が弘法大師が生まれ育った場所に建立された御影堂である。

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 御影堂...四国八十八箇所のお寺では弘法大師を祀るお堂は大師堂と呼ぶがこの善通寺だけは特別に御影堂と呼んでいる。

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 西院の鐘楼...四国八十八箇所を巡礼するお遍路は参拝前に「お遍路が来ました」と言う事を仏様に伝える意味でこの鐘楼の鐘を一度衝く事が許されている。 当たり前だが連打は禁止。

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 鐘楼の鐘を心を込めて撞く。

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 四国八十八箇所の仕来りでは大師堂の弘法大師よりも先にそのお寺のご本尊の鎮座する本堂を参拝する事になっているので御影堂を素通りして西院の門を出て金堂(本堂)のある東院に向かう。

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 石畳の参道を歩いて東院に向かう。

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 参道を歩いていると右側に弘法大師像が屹立している。

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 弘法大師像があるのは善通寺の塔頭の観智院である。 塔頭とは善通寺のような大寺院の中にある支店のような小さな寺の事である。

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 観智院の由緒書き

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 弘法大師像... 本来ならば線香と蝋燭を供えて般若心境を唱え納め札も納める所だが今回は省略して南無大師遍照金剛と三度唱えるだけで先へ進む。(弘法大師大激怒仏罰必至)

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 石畳の参道を進んで東院の門をくぐる。

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 東院の境内...向かって左が金堂(本堂)で右側が善通寺一の高層ビルディングの五重塔。

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 先ずは金堂(本堂)に向かう。

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 善通寺の金堂...四国八十八箇所のお寺ではご本尊の鎮座するお堂は本堂と呼ぶが善通寺だけは特別に金堂と呼んでいる。 お堂の呼び方からして他の寺とは違う善通寺は四国八十八箇所のお寺でも別格なのだ。

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 子授け大師の見守る手水場...水は出ていない。

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 御本尊は薬師如来

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 金堂(本堂)の由緒書き

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 金堂(本堂)の扁額

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 参拝して納め札を納める。 四国八十八箇所を五回以上回ったお遍路に許される緑札を納める。 他のお遍路がいる時にはわざと緑札を見せ付けて「俺の方が先達である」と知らしめて威圧しマウントを取る。(自爆) しかしたまに私以上の先達である赤札、銀札、金札のお遍路に出くわして逆にマウントされる。(大自爆死)

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 本堂に触るとご利益のある五鈷杵が二つ置いてあった。 しかしこれは多くの人に触られている筈。 後で手を消毒せねば。(大自爆死)

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 本堂前にて記念撮影する。

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 善通寺のシンボルの五重塔

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 五重塔の由緒書き

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 五重塔前でも記念撮影する。 立ち位置がズレた上に足が切れた。(大自爆死)

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 やり直してもう一度撮影する。 立ち位置は良いがまた足が切れた。 どうも私の足が長すぎるようだ。(自爆)

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 三度目でやっと成功。(笑)

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 東院の境内に立派なご神木がある。 弘法大師が子供の頃からこの地に鎮座していた文字通りのご神木である。

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 ご神木の前に小さな祠がある。

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 ご神木は香川県の天然記念物になっている。

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 ご神木の前から金堂を見る。 境内はかなり広くご神木から金堂までかなり距離がある。

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 東院の境内にある鐘楼の鐘は撞く事が出来ない。

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 東院の境内にはもう一本ご神木がある。 そのご神木の前には神社が二つ並んでおりその前には鳥居もある。

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 神社が二つ鎮座しているがご神木は遥かにでかい。

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 神社よりもご神木の方が立派。(笑)

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 ご神木の幹の太さが威厳がある。

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 ご神木の横に佐伯祖廟が鎮座する。 佐伯祖廟とは弘法大師が佐伯氏の出身なので弘法大師のご先祖を祀った廟所である。

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 佐伯祖廟の由緒書き

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 東院の境内の隅に五百羅漢が鎮座している。 等身大の五百羅漢が並ぶ様は壮観である。

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 五百羅漢と並んで何故か四国に縁もゆかりも無さそうな坂東三十三箇所の石像が鎮座するのが謎だ。

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 東院の境内の散策を終えて西院に戻る。 東院と西院の間には一般道路があり、車が行き交う。 善通寺の境内があまりにも広大なので車も人も迂回を強いられるので真ん中に道路を作る必要があったようだ。

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 西院入り口の仁王門

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 仁王門の扁額

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 西院の手水場...やはり水は出ない。

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 西院の回廊

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 回廊を進み御影堂に向かう。

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 御影堂(大師堂)を参拝する。

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 御影堂の由緒書き

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 御影堂に祀られている弘法大師を参拝して納め札を納める。 もちろん緑札を入れる。

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 納経所で四国八十八箇所の納経帳に三回目の重ね印を捺して貰う。

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 善通寺では弘法大師の御朱印を貰う事も出来る。

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 納経所で善通寺七ヶ所まいりの台紙(300円)を購入する。

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 台紙を開くとこうなっている。

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 七ヶ所まいりの台紙の真ん中に貼る弘法大師の御影のお札(300円)を購入する。

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 購入した台紙に弘法大師の御影を貼り、七ヶ所まいりの七福神のお札を貼る。 今回は善通寺の他にもう一箇所参拝した。 後日残りの五箇所を回る事になる。
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