mixiユーザー(id:29835385)

2021年07月29日14:43

67 view

飲み過ぎを防ぐため

■キリンビール、工場見学を有料に 「飲み過ぎ防止」
(朝日新聞デジタル - 07月29日 06:37)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6609055

何かが違うように思います。
そもそも工場見学というのは何なのでしょう。
製造工程を見てもらい、安全で安心できる製品作りを示します。
飲食品工場なら自社製品を試食、試飲してもらい売り上げに繋げることになります。
確かに昔から酒造工場では「飲み放題」というイメージから男性(ハッキリ言うとおっさん)見学者に人気がありました。
「試飲」なのに飲み過ぎてしまう見学者がいたのも事実です。
特に男ばかりの団体(町内会や会社関係の団体旅行)で、互いに煽りあって羽目を外すというのはこうした工場見学の場面だけではありませんでした。
ただ、こうした一部のモラルの低い見学者のために見学全体を有料化するというのはどうでしょうか。
店頭試飲会で試飲は一杯50円ですと表示していれば誰も試飲することはないでしょう。
味をみてもらってその製品のファンを作ることが試飲会の目的です。
そのためにメーカー側からお願いして飲んでもらう必要があるのです。
客が金を払ってでも飲んでくれるのか、こんなものには金は払えないという評価を出すのか、それを調べるのが試飲会です。
泥酔してしまうモラルの低い見学者を排除するだけなら、有料化までしなくても、見学のシステムを変更するだけで対応は可能なはずです。
同じ人が一日に何度もやって来るのを防ぐには予約制で見学者情報を管理すれば良いでしょう。
試飲会場はビヤガーデンのカウンターのように見学者が何度でももらいに行けるような形になっていますが、見学者バッチなどにQRコードを刷り込んでそれを読み込ませれば一杯だけ飲めるようにすれば良いでしょう。
こうして何杯でも飲める、から一杯しか飲めないに変われば、モラルの低い見学者は来なくなります。

しかし、このところ「飲み過ぎを防ぐ」という言葉がメーカーから頻繁に出てくることが気になっています。
若者に好まれる甘い酒を拡大するとともに「ドライ戦略」でアルコール度数の高い酒も積極的に投入してきました。
ところが春から初夏にかけて高い度数のビールなどの製造を中止するというアナウンスが報じられました。
そこでも「飲み過ぎを防ぐため」という言葉が聞かれました。
そこに「タバコの次は酒」という規制のニオイを感じてしまうのです。
そんな時にコロナ対策に絡めた「取引先銀行に言いつけるぞ」「酒販会社に取引しないように言いつけるぞ」という愚策が出て来たのです。
あの時は愚行だと笑いものになっただけですが、こうした動きとも関連して考えると、将来の酒規制への布石と捉えるのは考えすぎでしょうか。

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する